人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年07月24日(水) 気の早いトイレット

短気は損気よ。

最近、デパートやホテルのトイレはサービス精神に満ち満ち溢れている。溢れすぎていて、使うあんたはなんもせんでええんよ、と言われているようだ。
座るなり便座が温かいのはあたりまえ。何の操作もせずに、用を足している音が他人に聞こえないように流水音が流れたり、用を足すなり便器内のものを流してしまうものまである。
すごいですな。

しかしながら、この勝手に機械がセンサーで人影を感知していろいろサービスしてくれるトイレット、あんまり使い勝手がよくないと思うのは私だけなんでしょうか。

ドアを開けて入ってカギを閉める。その一連の動作を終えるなり、流水音が流れ始めたときの焦りといったら。
ちょっとお待ちになられて、まだバッグをフックにかけてないし、ズボンのチャックも下ろしとらんわ!
って思う。音を聞きながら慌ててバッグ置いて、ズボンとショーツを下ろし、さて、と座ったところで終わる流水音。むなしい。

さらには、用を足す前に水がザアアアを流れ、いざ用を足した途端、これまた流水が止まったり。しかも、どうにかして流さなくちゃと思ってセンサーの方を見たら、「もう一度水を流す方は、赤ランプがついてから手をかざしてください」なんて書いてあったりする。ショーツを上げ、ズボンを上げ、チャックと留め、バッグを肩にかけ、だけどそれでも赤ランプにならなかったりして。

トイレくらい、もう少しゆっくり入らせて欲しい。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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