人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年07月17日(水) あなたのひとみにうつるわたしは、いったいどれほどきよらかなんだろう?

人に言えない秘密なんて多すぎて、隠し持ちすぎて。
自分でその場で思い出し、数え上げることすらできない。

本当に『いい人』なんて、この世にはいないんだと思う。誰しもがどろどろした何かを胸の内に抱えているだろうと思う。きれいな人間なんて、いない。強いて言うのであれば、そのどろどろをどれだけ他人に悟られずに生きているか、より悪いことを考えない思考者が、いわゆる『いい人』と称されるのだと考える。

私は、医療保健福祉分野で働く人間だが、『いい人』では決してない。努めて「悪いことなど考えていないと錯覚してしまうような『いい人』」を演じているだけだ。
プライベートでは悩みながらもどこか楽しみながら人の気持ちをもてあそぶし、昔のことだが、恋愛関係で女友だちのことだって裏切りさえしたことがある。
援助している人に「またそんなことで悩んでるわけー?」と言いそうになったこともあるし、「この人きらーい」と思ったことだってある。
それでも、笑顔を絶やさず、時に厳しく諭す顔で、対象者たちに接している。

うまく生きていけるかどうかは、どれだけ自分の心にカヴァーをできるかということだ。だけど、そのカヴァーの下の私を知って欲しいと思うこともあって。だけど、すべてを誰かに知られたら、きっと生きていけない。絶対に死んじゃう。すべてをさらけ出そうとしてはいけないのだ。

そう、それは例え、親兄弟であっても、恋人であっても。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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