一度だけの人生に
ひろ



 思うこと

歳をとればとるほど、
社会ってやつが見えてくれば来るほど、
世の中には「正しい」ことも「間違った」ことも
なくなっていくんだなぁっと思う。

昔は・・・今でもそう言う部分は
大いにあるが・・・間違っていると思うことを
している人や、何か、正しくないと思うことをしている
人たちを、とても軽蔑していた。

けれども最近は・・・。
前の記事にも引用したが、
「ああ、何かこの人たちは、間違っている。しかし、この人たちも、私の恋の場合と同じ様に、こうでもしなければ、生きて行かれないのかも知れない。世の中に生れて来た以上は、どうしても生き切らなければいけないものならば、この人たちのこの生き切るための姿も、憎むべきではないかも知れぬ。」
っと言う心境が本当に強くなってきている。

正しくなくったって、間違っていたって・・・。

『おさん』からもう一つ引用。

「ごまかしだって何だってかまわない、正しい態度で無くったってかまわない、そんな、道徳なんてどうだっていい、ただ少しでも、しばらくでも、気持の楽な生き方をしたい、一時間でも二時間でもたのしかったらそれでいいのだ、という考えに変って・・」

「人間は生きることが全部である」(by安吾)

正しくなくったって、ちっとも社会的に立派じゃなくったって、
人間は生きること、生きていることが全部で、
しかも、ただそれだけでもう十分で、満点なのかもしれない。
ホントはただ生きているだけで、
もう十分、立派なのかもしれない。って感じることが多い。

こんな考え方は、正しくないのかもしれないけどね・・(笑

2004年08月16日(月)
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