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■ 思うこと
歳をとればとるほど、 社会ってやつが見えてくれば来るほど、 世の中には「正しい」ことも「間違った」ことも なくなっていくんだなぁっと思う。
昔は・・・今でもそう言う部分は 大いにあるが・・・間違っていると思うことを している人や、何か、正しくないと思うことをしている 人たちを、とても軽蔑していた。
けれども最近は・・・。 前の記事にも引用したが、 「ああ、何かこの人たちは、間違っている。しかし、この人たちも、私の恋の場合と同じ様に、こうでもしなければ、生きて行かれないのかも知れない。世の中に生れて来た以上は、どうしても生き切らなければいけないものならば、この人たちのこの生き切るための姿も、憎むべきではないかも知れぬ。」 っと言う心境が本当に強くなってきている。
正しくなくったって、間違っていたって・・・。
『おさん』からもう一つ引用。
「ごまかしだって何だってかまわない、正しい態度で無くったってかまわない、そんな、道徳なんてどうだっていい、ただ少しでも、しばらくでも、気持の楽な生き方をしたい、一時間でも二時間でもたのしかったらそれでいいのだ、という考えに変って・・」
「人間は生きることが全部である」(by安吾)
正しくなくったって、ちっとも社会的に立派じゃなくったって、 人間は生きること、生きていることが全部で、 しかも、ただそれだけでもう十分で、満点なのかもしれない。 ホントはただ生きているだけで、 もう十分、立派なのかもしれない。って感じることが多い。
こんな考え方は、正しくないのかもしれないけどね・・(笑
2004年08月16日(月)
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