Sports Enthusiast_1

2006年02月05日(日) 清原の復活はない

プロ野球がキャンプ・インした。今年は話題が少ないなか、オリックス入りした清原に注目が集まっている。スポーツマスコミの報道によると、「今年の清原」は一味違うという。「今年の清原」は体が切れていて、手術した下半身も順調に回復していて、“絶好調”らしい。相変わらずだ。この時期、「今年の清原」は、どこからも注目され期待される存在であることに変わりない。話題がないときは、清原か。
筆者の見方は、スポーツマスコミの「清原復活」=期待報道とまったく異なる。筆者はテレビ映像でちらっと清原を見たに過ぎないが、清原のオフシーズンの過ごし方、体力づくりは、昨年とまったく変わっていないかのようにみえた。
清原のトレーニングの誤りはについては、昨年、何度も当コラムで書いた。繰り返せば、まず、減量だ。筋トレで上半身についた、過剰な筋肉を落とさなければダメだ。トレーニング及び体重管理の方法は、サッカーのカズを見習うことだ。いまの体型のまま清原がシーズンインすれば、開幕50試合以内で彼の下半身は爆発する。パリーグの指名代打制に助けられて、もう少し出場試合数は伸びるかもしれないが、スピードに乗ったベースランニングはまず無理だ。
清原が上半身の筋肉に執着する限り、野球選手としてシーズンを通して活躍することはありえない。彼の野球認識とトレーニング方法が、打って投げて走って・・・という野球の基本から逸脱している限り、彼は大選手・名選手ではない。清原がパワー信仰を払拭して、ベースボールの基本に帰らない限り、復活はない。もちろん、シーズンを通した活躍は望めない。


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