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2005年12月10日(土) ブラジルより、クロアチア

06年W杯ドイツ大会の組合せが決まった。A組=ドイツ、コスタリカ、ポーランド、エクアドル、B組がイングランド、パラグアイ、トリニダード・トバゴ、スウェーデン、C組=アルゼンチン、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ、オランダ、D組=メキシコ、イラン、アンゴラ、ポルトガル、E組=イタリア、ガーナ、米国、チェコ、F組=ブラジル、クロアチア、オーストラリア、日本、G組=フランス、スイス、韓国、トーゴ、H組=スペイン、ウクライナ、チュニジア、サウジ、だ。
日本は、シード国の中から最強の1つ、ブラジルを引き当てたけれど、アジアに加盟することが決まっているオーストラリア(豪)と同組になったので、アフリカ勢との対戦を免れた分、幸運ともいえる。もっとも恵まれた組に入った。その豪代表監督は、日韓大会で韓国を率いたヒディングだ。ヒディングはオランダPSV監督と豪の代表監督を兼任している。彼は超人的で、南米とのPOでは二束のわらじをまったく苦にしなかった。
さて、日本は幸いにも、初戦豪、二戦目クロアチア、三戦目ブラジルとなった。日本が決勝トーナメント(T)に進めるシナリオは、初戦の豪に勝ち(ブラジルがクロアチアに勝ち)、二戦目、クロアチアに引き分け(ブラジルが豪に勝つ)、第三戦目、決勝を決めたブラジルが気が抜けた状態でメンバーを落としてきて、日本が引き分けられる可能性が高くなった場合で、そのときはじめて勝点5の可能性が高まる(「シナリオ1)。豪は日本、ブラジル、クロアチアに負けて勝点0。クロアチアがブラジルに負け、日本に引き分け、豪に勝って勝点4にとどまる。最終戦、決勝Tを決めたブラジルが、ジーコのために本気を出さない?!
難敵はクロアチアで、日本はW杯初出場のフランス大会(98年)の予選でアルゼンチンに負けた後の第二戦で対戦し、0−1で負けている。
「シナリオ2」は、ブラジルがクロアチアに負けた場合で、「シナリオ1」のブラジルとクロアチアが反転する立場に立つので、ブラジルが必死で豪、日本をやぶりにかかる。日本の勝点はクロアチア、ブラジルに負けて勝点3、クロアチアに引分けて4まで。クロアチアは6〜7、ブラジルが6、豪が0となる可能性が高く、苦戦を免れない。
「シナリオ3」は、クロアチアとブラジルが引分けた場合で、日本が1試合目で首位に立つので、両国共に豪と日本に勝ちにくるので、かなりやっかい。決勝Tの可能性は最も低いだろう。
筆者は「シナリオ1」となった場合以外、日本が決勝Tに進める可能性は低いと予想する。もちろん、豪がブラジル、クロアチアに勝ったり引分ける可能性もあるが、いまはそこまで、考えない。
ついでに、各組の勝ち残りを予想しておこう。もっとも難しいのがA組で、開催国のドイツの1位通過はやさしいのだが、2位がわからない。とりあえず、コスタリカにしておこう。B組はイングランド、スウェーデン、C組は「死のグループ」らしいが、順当にアルゼンチン、オランダにしておく。D組はメキシコ、ポルトガル、E組も「死のグループ」で迷うところ。イタリア、そして、大穴でガーナか。F組はブラジル、クロアチア、G組はスイス、韓国。フランスとスイスは予選同組で手の内を知り尽くしている相手同士。スイスにフランスは勝っていない。POでトルコを破ったたスイスに分があると見た。H組はスペインとウクライナ。
ガーナをのぞいたアフリカ勢を落としたけれど、実力未知数という部分もあるが、ガーナ以外の本大会出場国には、かつてのカメルーン、セネガル、ナイジェリアのようなパワーはないと見た。


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