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2005年11月20日(日) 神戸、降格決定

神戸がJ2に降格した。そもそも、開幕前後から、神戸は迷走していた。クラブ側は、チェコの理論派・ハシェック監督を解任した後、ブラジルから実力派のレオン監督を招聘しながら即刻解任、新監督にパベル(コーチ)を昇格させた。パベルは、ホームでも超守備的布陣で臨む消極策をとるヘボ監督で、チームを上昇させる手腕はなかった。補強の外国人選手もJリーグにフィットせず、順位は下がり続けた。チームコンセプトが見えないまま、降格街道を驀進し今日に至った。
降格の責任はもちろん、クラブ側にある。監督、外国人補強、日本人補強、新戦力の発掘、戦略・戦術、規律、作戦、選手起用・・・すべてが誤りだった。神戸のオーナーは楽天・三木谷社長だが、今季開幕前後から、三木谷社長にクラブ強化の情熱も意欲も感じられなかったし、いまも感じられない。三木谷社長には地域文化、地域スポーツを育む気持ちはない。楽天はできるだけ早く、サッカークラブ経営から、撤退してほしい。もっと、クラブ経営に意欲を持っている企業なり個人なりに、神戸を譲渡してほしい。
サッカーは文化である。いまのところ、世界共通の言語に等しい。神戸市民はサッカー文化を通じて気持ちを1つにすることもできるし、世界に通じることもできる。サッカークラブは、楽天という●流企業の成金オーナーの私物でおさまる財ではない。クラブを経営するのならば、真剣にやってほしいし、強くする気がないのなら、繰り返すが、文化を育てる意欲とハートをもったオーナーに代わってほしい。Jリーグは入れ替え制度があるから、楽天が振りまく悪影響が伝染しない。それがせめてもの救いだ。


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