| 2005年05月16日(月) |
やればできるじゃないか |
昨日の交流戦、西武vs読売は警告試合が宣せられ、死球を出した投手は即刻退場、場合によっては、監督・コーチも退場という異常事態で行われた。 試合はどう展開したかと言えば、死球ゼロ、もちろん退場者ゼロだった。投手が内角球を投じなかったかと言えば、西武の新人投手・涌井は内角勝負を何度もしたし、元来逆回転のシンカー投手である読売・高橋(尚)も、堂々と内角球勝負をした。 なんだ、やればできるじゃないか。死球を出したら退場というレギュレーションの下ならば、投手は、危険球はもちろん、偶発的死球さえ出さない投球ができる。この結果が証明したことは、危険球は投手の責任ということだ。ウッズ(中日)の報復行為を批判したスポーツジャーナリズムの論評はまやかしということだ。筆者の想像のとおり、死球または打者に近い投球は、投手の故意だと断言して間違いない。打者が怒って当然なのだ。つまりこういうことだ。 ・投手が「偶然」、打者の頭部に投ずる確率は、ゼロとは言わないが、かなり低い。 ・投手が打者に当たらない配慮をすれば、死球は防げる。 ・危険球に及ぶような内角攻めをしなくとも、投手は打者を抑えられる。 ・危険球の責任は投手側にあり、打者は被害者。 ・危険球で打者を威嚇する投手に対しては、打者は鉄拳により報復する権利がある。 ・ウッズの藤井に対する鉄拳報復は許される。ウッズを「暴力」と批判したマスコミは、投手の暴力を見逃している。 さて、サッカーの場合、悪質なファウルには主審がイエローカードで警告する。得点の機会を故意に妨害したプレーや、スパイクの裏をみせたタックルなどの危険なプレーを行った選手に対しては、レッドカード(=即退場)が出される。イエロー2枚で退場だ。 この制度を野球に応用すると、次のようになる。 ・投手が打者の頭部めがけた投球をすれば、故意であろうと偶発的であろうと、レッドカード。 ・投手が打者の体近くに投げた場合、もしくは、打者の体に当てた場合、故意であろうと偶発的であろうと、イエローカード ・投手は登板中、死球を2つ出せば、退場 上記の根拠は、先述したように、投手は、警告試合のように死球が出せない状況におかれれば、死球を出さないことができるからだ。 ここまではうまく整理できたのだが、問題が残った、「死球王」のことだ。死球の最も多い現役打者は読売の清原(191)、そして、現役で清原に次ぐのがヤクルトの古田(107)。ただし、その差は90個近い。試合数は清原が2188、古田が1892で清原の方が多いが、試合数の差では説明できないほど、清原の被死球数は群を抜いている。以下、ベスト10までを掲げると、��竹之内雅史(166)、�0甞涵様此�161)、�ぐ羮綛鮎次�137)、�ヅ鎚ス�一(128)、�μ鄲執醋蕁�122)、�Р弾�俊夫(116)、�┣δ膽�(114)、��古田敦也(107)、��田宮謙次郎(104)、となっている。 清原には死球のイメージがまつわりついている。乱闘寸前の場面も多い。昨シーズン、ある夕刊紙が清原につけたあだ名が「地蔵」だった。「地蔵」は地面に立ちっぱなしで、動かない。内角球を避けないで体に当ててしまう清原を「地蔵」に喩えて、揶揄したのだ。 清原の立ち位置は、筆者の認識ではホームベースに近い。清原のヒットゾーンはホームベースの真ん中からやや外角の高めだから、できるだけ、彼はベース寄りに立つ。その結果、投手が内角球のコントロールをミスをすれば、清原が避けないため、死球になる。つまり、「清原攻略は内角球」であることは素人にもわかることなのだが、投手がコントロールをミスすれば、ホームランか死球になる確率も高い。清原は、投手にとってやっかいな存在であることは間違いないが、コントロールに自信のある投手には、それほど恐い存在ではない。 一方、味方の読売サイドからすると、清原は死球からくるケガ(不出場)のリスクの高い選手であることも事実。読売の4番にふさわしくないことはもちろんのこと、事実、最近では、シーズンとおして彼が4番であることは稀だ。
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