Sports Enthusiast_1

2005年05月07日(土) 最下位決定戦かい

歴史的一戦だとかファン待望とか、勇ましいアナ氏の嬌声が白々しい。楽天vs読売は、まさに最下位同士の戦いそのものだった。楽天、読売の両チームがいま現在最下位にいることが自然に了解できる。最下位決定戦にふさわしい試合ともいえる。
試合展開を大雑把に言えば、楽天は先発がつぶれ、読売は中継ぎ、クローザーがつぶれた。どちらも、投手陣が弱点であることを露呈したわけだが、攻撃陣の年俸で圧倒的にまさる読売が逃げ切った。接戦というよりも、両チームのレベルの低さばかりが目だった試合だった。
読売の攻撃陣については、ここのところ監督が選手起用を改善してきたので、これまでよりも鋭さが出てきたし、新戦力がそれなりの活躍をしている。しかし、投手陣はどうしようもない。しかも、監督の起用法にも疑問が残る。大量リードでクローザーの切り札・久保を出すことが信じられないうえに、その久保が崩れるのだから、もっと信じられない。楽勝のはずが、接戦に近い6−8まで追い上げられてしまった。
そんな読売よりレベルが下なのが楽天だ。楽天の攻撃陣は、読売の二軍に外国人が入った程度の実力だ。前にも書いたけれど、この戦力ではパリーグ最下位はほぼ決まり。今シーズンは仕方がないだろう。そんな楽天に食い下がられる読売もなんというか・・・
交流戦もファンが慣れてくれば、リーグ戦に水を差す煩わしさに変わるだろう。せいぜい、もの珍しい今年だけのイベントに終わりそうだ。1リーグで入れ替え戦ありのほうが、緊張感があってよかったかも知れない。


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tram