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2005年05月05日(木) 借金8vs借金20

交流戦の第一回目は、楽天vs読売という両リーグの借金王同士の対戦となった。読売は交流戦直前の横浜戦で連敗。きのうはエース上原がKOされたのだから、事態は深刻だ。横浜戦では清原が急性胃炎で緊急入院、高橋(由)が故障と、攻撃の飛車角抜きだったが、控えの江藤及び現役大リーガーが出場しているので、それほどの戦力ダウンには見えない。しかしながら、唯一安定していたエース上原が序盤でKOされたのでは勝ち目はない。
5月初旬で最下位の成績は先に書いたとおり、意外ではない。高橋(由)の故障は計算外かもしれないが、清原は胃炎が癒えても早晩、下半身の故障で出場できなくなる。だから、清原の故障という災いを、福に転じなければいけない。キャプラーの代わりに清水が先発しているようだが当然の起用で、繰り返すが、天才清水は絶対に先発だ。代打にまわっている斉藤も先発させたい選手。さらに二軍の鈴木、後藤、川中を一軍に引き上げたい。一塁は江藤ではなく斉藤、後藤から調子のいい選手を先発に、また、当たりのでない遊撃のニ岡も先発から外し黒田(元木)でもいい。外野は清水、ローズ、そして、(鈴木、後藤、斉藤、キャプラー)から調子のいい選手を抜擢したい。とにかく、名前や実績ではなく、調子のいい選手、闘志溢れる選手を先発にして、つなぐ野球に徹底すべきだ。そうすれば、攻撃面の活路は開けるだろう。
一方の投手陣だが、上原は別格にして、工藤、内海、林、野間口に先発陣を固定し、高橋(尚)、前田、シコースキー、岡島、佐藤を中継ぎに。抑えは久保、(新外国人)だが、この布陣では急速な成績改善はできない。読売はチーム作りに失敗したのだから、今シーズンの復活は無理だ。読売の苦戦は続くものの、チームコンセプトを変更して世代交代を進め、将来につながる経験を選手にしてもらいたい。
一方の楽天は、戦力がそろっていないので、これ以上の戦績を望むことはできない。成績好転には最短で3年かかると思われる。それまで、若手の育成とトレードにより戦力アップに励むほかないだろう。


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