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2005年04月19日(火) レオン監督に期待

神戸が元ブラジル代表監督のエメルソン・レオンの新監督就任を決めた。レオンは日本のサッカーファンにとって、懐かしい存在。1994年6月まで2年間清水の監督を務めたし、96年にV川崎(現東京V)の監督となり、天皇杯で優勝を果たした。2000年、ブラジル代表監督に就任したが、成績不振で01年6月のコンフェデレーションズカップ終了後に解任されている。昨季は同国の強豪サンパウロの監督だった。
レオンは、いまレアルマドリードの監督を務めているルシェンブルゴと同様規律を重んじる監督で、V川崎時代、当時現役だった、あのラモスがレオンが監督に就任すると聞いて、京都に飛び出した話はあまりにも有名。この逸話からも、ブラジル(人)=ラテン=自由奔放というのが俗説に過ぎないことがうかがえる。
レオンの優れた才能の1つが若手の育成のうまさだ。サントス時代、ジエゴ、フォビーニョらを発掘し育てたことは有名だ。レオンならば、いまのジーコに代わって、日本代表監督に就任してほしいとさえ思う。
さて、レオンはおそらく、神戸というチームの大改造に取り組むだろう。ベテランのカズは使われなくなる可能性が高い。レオンと共に、神戸の若手にチャンスがやってくる。さて、神戸の若手というと・・・すぐに名前が挙がらない。
神戸は楽天の三木谷社長の道楽だと言われるチーム。トルコ代表の人気者、イルハンにだまされ、次はチェコのハシェックを監督にしたがすぐクビ。こんどはレオンだ。大金を積んで、有名監督をとっかえひっかえするよりも、選手のリクルーティングという基本から見直したほうがいいのではないか。神戸にはチームの土台がつくれる、優れたGMがまず必要。楽天にカネがあまってるからとはいえ、もったいなさすぎる。


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