イランに負けた日本代表が30日のバーレーン戦(埼玉ス)に向けて練習を開始した。連日、イラン戦の敗因が4−4−2のシステム変更にある、という報道ばかりだが、スポーツジャーナリズムでメシを食っていながら、ジーコ監督の「決断」が誤りだったことが、負けてはじめてわかったというのでは情けない。 敗因はそれだけではない。日本代表の試合の入り方は自分達が「格上」であるかのように見えた。必死に戦う姿勢が感じられない。運動量が少なく、身体をはった守備ができていない。イラン選手にからまれてボールをとられたり、身体を寄せられて転んだりと、「お嬢様サッカー」まるだしで恥ずかしい。 先制点は不運という見方もあるが、必死さがあれば大きくクリアできたはずだし、2点目もDFがボールごとエンドラインの外に飛び出すくらいの必死さがほしい。毎度指摘することだが、日本選手の球際の弱さが出た。 アウエーのイラン戦、日本が取れる得点としては、せいぜい1点だ。1点の攻防なのだから、先制点を奪われた後、1−1に並べたことは幸運だった。さて、ここからが監督の腕のみせどころ。経験豊富な監督ならば、ゲームプランを次のように整理しただろう。 � 覆△燭蠅泙┐世�、)勝ち越し点を与えることは絶対にだめ=日本はアウエーなのだからドローで十分=勝つことより、負けないこと。�∩鞍召�らとばしているイランも疲れている。�A蠎蠅離�ウンターは要注意。�い海海韮粥檻粥檻欧�ら慣れた3−5−2に戻す。�ケ親偉緬�富で守備ができる交代選手の選択・・・だろう。 試合後の選手のコメントを読むと、ジーコ監督の指示は「攻めろ」だったという。つまり、勝点3をなにがなんでも取りに行け――というものだったようだ。ジーコ監督の指示を一概に誤りだとも言えないが、筆者ならば、そのような指示は出さない。自分達の「良さ」を犠牲にしてでも、相手の「良さ」を消しにいくサッカーをやれ、と指示する。イランが得意とする空中戦を避けるため、クロスの出所をフリーにさせないこと。スペースを消すこと。いろいろあるだろうが、大雑把にいえば、相手にしつこくからむことだ。そんな泥臭さがあれば、追加点は阻止できただろう。 あたりまえのことだけれど、負ければ相手に勝点3が入ってしまうのだ。予選リーグでは、負けてはいけない。
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