スーパーカップは2−2のタイムアップ後、東京�垢�横浜をPK戦で破った。東京Vの2点はブラジルからやってきた新外国人選手・ワシントンが上げたもの。1−2で敗色濃厚だった後半ロスタイム、東京Vのワシントンが起死回生の同点シュート。鮮烈なデビューだった。 ワシントンはブラジル代表経験もあるFWで、ブラジル選手権得点王の肩書きを引っさげて日本にやってきた。見るからに大柄でがっちりとしたストライカータイプ。いわゆるヴァイタルエリアでDFに競り勝ってゴールを狙うプレースタイルが特徴だ。ワシントンが上げた2点ともファインゴールではないが、相手DFともつれながら倒れず、ファウルをせず、しぶとい。Jリーグでは珍しいタイプの選手だ。 ワシントンはアルディレス監督の期待通り、点取り屋の本領を発揮したのだが、心配事が増えた。というのは、日本代表の中澤(横浜)がワシントンに通じなかったことだ。中澤はJリーグで一流のDF、アジアでは無敵だった。ところが、体重で中澤を上回り、上半身が分厚いワシントンは中澤のチャージにびくともしなかった。もちろん、サッカーはバランスの競技だから、中澤がワシントンに負けたとしても、中澤にだけ責任があるわけではない。だが、中澤のDFは、Jリーグの「お嬢様サッカー」のレベルから突出している。先述したように、アジアレベルでは一級の身体能力を見せつけてきた。にもかかわらず、元ブラジル代表FW、重くて大きい選手を相手に、決定的な得点を許してしまった。 Jリーグは、相手とガチガチ競り合うシーンが少ない。厳しさが足りないことは何度もこのコラム書いた。ワシントンがこの先、Jリーグで得点を重ねていくようだと、日本の守備の甘さが立証されてしまう。Jリーグのディフェンダーは奮起して、ワシントンを止めてほしい。
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