Sports Enthusiast_1

2005年02月25日(金) 金かえせ

K1ミドル級興行は散々だった。看板のはずの竹田vs山本キッドは、山本が練習中のケガで出場できず。代わりに出たのが総合系の宮田。宮田は悪い選手ではないが、なにせK1初出場。「善戦」を評価できるけれど、竹田のローでKO負け。技術的には見るべきもののない試合だった。緊急事態だけど、なんとも、もったいない。
その竹田が準決勝を棄権。練習でいためていた足のけがが、宮田戦で悪化したためだという。見るほうには欲求不満の残る進行だ。
竹田のリザーブの新田が村浜に勝って決勝出場したものの、決勝戦では、小比類巻に1R36秒でKO負け。前蹴りがアゴに入ったというが、決勝戦にふさわしい試合だったのかどうか・・・鮮やかなKOシーン??うーむ、これまた見るほうには欲求不満の残る決勝戦だった。
ワンデートーナメントなのだから何があってもおかしくない、と、強弁できるのかもしれないけれど、バタバタした、いただけない興行だった。
蛇足で言えば、プラカオーvsクラウスの「王者対決」の判定が微妙だった。プラカオーの優勢ポイントが評価されなかった。クラウスは前のイベントでも微妙な判定で勝ったような記憶がある。クラウスに対して判定が甘い理由はなんだろうか。
人間なのだからケガは仕方がない、格闘技にケガはつきモノだ。さはさりながら、選手は試合前のコンディション調整をしっかりやってもらいたい。練習でケガをするのは、気合がたりないかオーバーワークのどちらかだろう。竹田の「血染めのサンドバッグ」は泣かせるタイトルだけれど、足はムエタイ選手の命。命を粗末にするような練習がスポーツとして適正な練習なのだろうか。私は、竹田は大好きな選手の一人だし、山本キッド不出場で萎えた面にはもちろん、同情する。けれど、このたびの結果(失態)については大いに、反省をしてもらいたい。


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tram