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2004年12月25日(土) ベテランの意地

磐田が浦和を破って、天皇杯決勝進出を決めた。1点先制された1分後、交代出場した藤田が同点ゴール。勝ち越し点は、オフサイド気味だが、これまたベテランのFWゴンがあげたもの。途中出場した川口を含め、交代選手の活躍で浦和を退けた。浦和はブラジル勢のエメルソン、ネネ、トゥーリオが帰国して不在。戦力的にはかなり落ちている。それでもスピードで磐田を圧倒していた局面もあったので、惜敗といえる。勝ちきれなかった。勝負弱さが出て磐田に勝ちを献上してしまった形だ。
磐田は交代選手が結果を出したので、監督采配が光ったように見える。だが、勝因は、地道にプレスをかけて守備を最優先したこと、さらに、各選手が走り続けたことだろう。サッカーの原点に帰った結果だ。
主力のいない浦和に全力・総力でぶつかり勝った磐田だが、チームの未来像は相変わらず描けていない。ベテラン頼みで、若手が目立った活躍をしていないのだ。ベテランが活躍すれば若手の影が薄くなり、若手はますます伸びなくなる。決勝進出は立派だが、明日につながる戦いだったと胸をはれない。


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