Sports Enthusiast_1

2004年12月16日(木) 戦う姿勢が見られない

いまのドイツは強くない。構造改善中の再建途上のチームだ。日本代表は、そんな相手にホームで大敗した。試合の前半は0−0だが、ドイツに決定的チャンスが2つあった。日本はなし。後半はドイツに何回かあり、そのうち3回が得点となった。日本は1回だった。バラックの個人技も光った。こんな一方的な試合になった原因はなんだろう。まず戦う姿勢がないことが最大の敗因だ。
2つ目は、日本のコンビネーションの悪さだ。攻守の形、決め事、規律が不明だ。日本は何をしたかったのだろうか。3つ目、これはコンビネーションの悪さの裏側だが、主力選手の不在だ。なかでもDFリーダーの中澤、宮本、松田がいないことで、守備の連携が悪かった。先発の攻撃陣・FWの高原〜鈴木〜トップ下の小笠原〜藤田の役割が不明だし、左右のSBはゴールに遠すぎて、ドイツに脅威を与えられない。恐くないのだ。海外組として稲本、高原が参加したが、二人ともたいした活躍はできなかった。鹿島の鈴木、小笠原も仕事にならなかった。そして、この試合、最大のミスがGKに出た。これでは勝てない。もちろん、小野の不在も大きい。
そればかりではない。代表選手の選考が気に入らない。まず、藤田、三浦のベテランは・・FWの鈴木はJリーグで何点あげてるんだろうか、高原はブンデスリーガで何点?稲本は復調しているの?試合に出ている選手、調子のいい選手が代表の条件でなければならない。
結束力もない、規律もない、戦う意欲もない、そんな海外組やベテランの寄せ集めのレベルの低い内容では、高いチケットを買ったファンに申し訳ないだろう。きょうの代表試合より、草津が横浜に勝った天皇杯予選の方がよっぽど感動的だった。
04年最終試合、日本代表はこの1年間築き上げた、一次予選突破、アジア杯優勝の遺産を消滅させた。サポーターも、こんな試合を容認してはいけない。ジーコジャパンに大ブーイングだ。


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tram