アジア杯の予想が早くも外れてしまった。B組2位と予想したUAEが早くも脱落。ヨルダンの健闘が光っている。また、C組ではベスト4まで残ると思われたサウジアラビアが脱落に近い。サウジの不調が不安定な国情の反映だとしたら、残念なことだ。一方、国情といえば最悪のイラクが健闘している。ウズベキスタンと並んで、予選突破する可能性が高い。 D組では引分と予想した日本vsオマーンは日本の勝ち。この試合は残念ながら見ていないのでなんとも言えないが、報道では日本の出来は悪かったようだ。というよりも、オマーンの方がいいサッカーをしたようだ。スタミナ、スピード、パワーで日本が苦戦したということは、オマーンは日本に対して相当自信を持ったに違いない。「秋のマスカット」が「第二のドーハ」とならないことを祈っている。さらに、日本がタイを下し、予選リーグ突破を早々と決めてしまった。注目のオマーンはイランと惜しくも引分。九分九厘勝っていた試合だった。オマーンも強いし、イランもしぶとい。 ここまでのところでなんとなく感じるのは、アジアサッカー界の地殻変動の兆しだ。小国・オマーン、ヨルダンの好調、かつての強豪イラクの復活、旧ソ連圏中央アジア諸国の台頭といったところ。一方、それなりの実力を誇っていたクウエート、UAEの後退も目立つ。 アジアサッカーの勢力版図の様変わりは、風雲急を告げているようにも思える。にもかかわらず、日本のメディアが取り上げないのはおかしい。ユーロをありがたがるよりも、身近な戦いに目を向けなければだめだ。日本のスポーツマスコミのサッカー報道のあり方は、歪んでいる。
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