Sports Enthusiast_1

2004年07月22日(木) ボール

先日、プロ野球、中日vs読売のTV中継を見ていたら、中日ホームのナゴヤドームで使用されるボールは「飛ばないボール」で、読売ホームの東京ドームでは「飛ぶボール」だという報道があった。本当なのだろうか。
もちろん、試合中同じ性能のボールを使用するから、公平性は保たれている。勝敗に関係ない。けれど、ホームラン打者の少ない中日が飛ばないボールを使用すれば、ホームラン打者の多い読売に対して、長打力で劣るという自軍の弱点の1つを克服したことになる。
ホームラン打者はおおむね走力に劣る。飛ばないボールを使用すれば、飛ぶボールならばホームランの打球が外野の間を抜けたり、外野の頭を越えたりするケースが増える。そうなると、長距離砲を集めたチームよりも、スピードのある選手を集めたチームの方がホームベースに帰る機会は増える。そういうわけでもあるまいが、この3連戦、走力に劣る読売は、走力に勝る中日に負け越した。
さて、プロ野球に使用する公式ボールの性能については、もちろん、コミッショナーが設けた基準がある。その範囲であれば、ホームチームがいかなる公式球を使用することも許される。問題は、設定された公式ボールの性能の幅だろう。その幅が大きすぎれば、相手チームの特性に合わせて、ボールを戦略的に選択する策が出てくる。これはスポーツのあり方として、あまり、気持ちのいいものではない。
サッカーでは、芝の刈り込みの長短が問題にされ、全試合が同一条件で行われることはない。勝つためには手段を選ばず、か。それを克服するのが真の実力というもの、か。


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