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2004年06月20日(日) 柏は監督を替えたほうがいい

Jリーグは終盤にきて、磐田が首位から転落、横浜がトップに躍り出た。磐田は不運だった。ここにきて、戦力が整いつつある鹿島と当たったからだ。本山、小笠原、フェルナンド、新井場を中心とした攻撃陣が調子を上げ、カムバックした中田(浩)が攻守に堅実なプレーを見せる。それに引きずられるように若手が力を発揮しだした。磐田との試合では、鹿島の伝統ともいえる厳しいプレーが戻り、手ごわい相手となった。磐田に勝ち目はなかった。
一方、横浜が当たったのは、現在最下位の柏。柏が最下位にいるというのは、チーム戦力から見て、納得できない。FWには日本代表の玉田がいる、MFにはブラジル代表のドゥドゥが、さらに、日本代表経験のある明神、平山、永田、波戸がいる。トップ下のゼフォベルトの実績は不明だが、ブラジルリーグのクラブのレギュラークラスだろう。これだけのタレントがいて、横浜戦、前半はシュート1本(FK)のみ。つまり、流れから放ったシュートはゼロだった。後半、退場者を出してから選手交代で攻撃性を取り戻し、CKから1点を上げ横浜を苦しめたが、前半は横浜にやられっぱなしだった。
前半の柏には攻撃の形、すなわち、意図が見えない。もちろん、相手が強豪横浜なのだから、意図どおりに攻撃が展開しないことはあり得る。それでも、横浜の上がってくる左(ドゥトゥラ)右(田中)の背後を突くとか、二列目の身体能力の高いドゥドゥの飛び出しにクロスを合わせるとか、いくつかのパターンがあるだろう。
柏が攻撃を組み立てられない要因は、この試合に限れば、司令塔の不在だ。トップ下のゼフォベルトは司令塔のタイプではなさそうに素人の私には見える。本来、リカルジーニョがその仕事をするのだろうが、欠場した。ならば、リカルジーニヨの代役をだれかにやらせるのか、あるいは、リカルジーニヨ不在の新しい攻撃スタイルを試すのか――選択は2つに1つ。トップ下にゼフォベルトを起用したということは、後者を選択したのだろうが、まったく、機能しなかった。結果論といわれるかもしれないが、ゲームをつくれる選手をそれなりの位置に入れたほうが、つまり、前者を選択したほうが、よかった。後半、FWの玉田が下がって、パスを出したりして攻撃の形をつくったのだから、若いMFをトップ下に入れれば、チャンスの数は増えたのではないか。選手の特性が見極められないようであれば、監督の仕事は務まらない。後半選手交代で入った、谷沢、茂原も悪くない。
この二人を含め、柏には才能のある若い選手が多い。いい指導者の下でプレーしなければ、彼らにとって、貴重な時間が無駄になる。クラブは、彼らを育てられる指導者をつれて来てほしい。


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tram