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2004年05月15日(土) レッドを出せない腰抜け審判

Jリーグ、3位浦和vs4位市原は、3−3のドローだった(浦和ホーム)。前半は市原が浦和を圧倒(2−0)、しかも、浦和の主力エメルソン、長谷部が負傷退場し、市原の楽勝かと思われた。ところが、後半、浦和が岡野、永井を投入して反撃を試みる。浦和やや優勢の時間帯に、市原のGKがオーバータイムをとられ、ゴール近くで浦和が間接FKを得る。JリーグでGKのオーバータイムを見たのは初めてのこと。市原のGKはそれまで、身を挺してゴールを守っていただけに、このミスは悔やまれた。さて、ゴール近くの間接FKは入りにくいのだが、シュートミスが流れてプレゼントボールになり浦和の選手の前に出てゴール。浦和が1−2に追い上げる。
問題のシーンはこの後だ。きょうまったく調子の出ていない浦和の三都主が、自陣ペナルティーエリア付近で右サイドを駆け上がった市原の坂本のフェイントで抜かれた後、故意にその足にキックを入れた。抜かれていればシュートチャンスになっただけに、当然イエローだ。三都主はその前にイエローをもらっているからレッドで退場かと思われた。ところが、主審のOさんはファウルだけ。近くにいた市原のキャプテン阿部が、唖然として抗議するも受け入れられるはずがない。それはないでしょう、Oさん。
Jリーグでは、最近の試合でカードが出すぎる、という話が出たらしい。満員のレッズサポーターの中、浦和が負けている局面。浦和の主力エメルソン、長谷部が負傷退場、そのうえ、三都主までがレッドで退場となれば、サポーターに申し訳ないか――主審のOさんは「試合が壊れる」と判断したのだろうが、とんでもない判断ミスだ。退場者の出た試合は確かに興ざめだが、スポーツにおいて、ルール違反者を放置しておくことの方が許されない。喜ぶのは浦和のサポーターなのかもしれないが、不正な勝利なんかで喜ぶような浦和サポーターではないはずだ。彼らが真のサッカーファンならば。
三都主の行為は、明らかに「汚いプレー」。こういうプレーを主審が許してはいけない。三都主が「汚いプレー」で退場したから浦和は負けたのだという事実を、選手、監督、サポーターが互いに共有し記憶すべきなのだ。三都主には厳しい評価を下すべきなのだ。「汚いプレー」をすれば、自分の評価が落ちる、というのがプロの鉄則でなければいけない。
試合は2−0からPKを含み3点を返した浦和が勝利目前、ロスタイムで市原にPKを与え、結局、3−3のドロー。天罰が下ったようなものか。
「熱戦、熱戦」と連呼する実況アナ氏、「カードを出さず、主審はよく、試合をコントロールしてますね」と奇妙なコメントを発する頓珍漢な解説者(元浦和)は論外。とにかく、後味の悪い試合を見せられた。
カードが出るのは、Jリーグの選手がルール違反をするのが原因なのであって、主審が誤審をしているからではない(と、私は思っている)。もちろん、判断力に問題のある主審の存在も認めよう。
だが、むしろ、この試合のように出すべきカードを出さない主審がいい審判であるかのような評価がまかり通るようでは、Jリーグの将来は暗い。リーグが主審にカードを出すな、とプレッシャーをかけるなど、筋違いもはなはだしい。選手は「汚いプレー」をするな。


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tram