Sports Enthusiast_1

2004年04月25日(日) フレンドリーマッチ

(1)日本五輪代表vsギリシア選抜
きのうは、日本五輪代表vsギリシア選抜があった。試合展開等は報道のとおりで、フレンドリーマッチというよりも練習試合に近かった。いくら、五輪の下見とはいえ、グラウンドの下見ではないのだから、試合はどうでもいいというわけにはいかない。両田中(浦和・横浜)がそれぞれ1点ずつ上げたものの、微妙な判定でPKをとられ、2−1の勝利。内容的には煮え切らない。
五輪チームの弱点は何かといえば、何度も繰り返すが、GK、センターバック、トップ下にいい選手がいないこと。センターラインが弱い。OA枠の行使は当然で、GKには日本代表のサブクラスを入れたい。トップ下は小野で決まり。センターバックはだれがいいのか。
五輪代表では、3トップ(1トップ、2シャドウ)が話題だが、引いて守るアジアレベルでは有効なシステムだが、欧州・南米勢等の強豪には通じない。いいチームと段々評価が上がる五輪代表、私は全然買っていない。

(2)日本代表vsハンガリー
前半、日本はハンガリーに全く歯が立たなかった。前半を見ていて、両者のサッカーの質の違いを明確に認識した人も多いのではないか。最大の相違点は接触プレーだ。厳しくマークに入るハンガリーの選手に対して、日本代表の各選手は手を使ってファウルをとられた。そのファウルが得点につながった。
ハンガリー選手の圧力・寄せはもちろん、正当なチャージであって反則ではない。常日頃から厳しいサッカーをしているかどうかの差だ。体力差ももちろんあるが、それだけではない。チャージを避ける技術、圧力をかわすポジショニング、スピードなどが問われている。
体力面では、日本はハンガリーにかなわない。ハンガリー人の祖先はマジャル民族という騎馬民族で、東欧のなかでも大型だ。日本代表が次に遠征するチェコはスラブ系民族で、チェコ人の方が繊細な感じがする。マジャル民族は中央アジアから東ヨーロッパの草原を集団で騎馬で移動し、略奪・侵略の旅を経て、現在のハンガリーの地に定住したといわれている。周辺の民族から、気性が荒く獰猛と恐れられたと記す歴史書もある。それはともかくとして、彼らが接触プレーを好む民族であることは間違いない。後半、プレスが緩み日本のスルーパスが通るようになった。このあたりがいまのハンガリーの課題だ。後半も前半同様、日本をねじ伏せられるようならば、ハンガリーサッカーが再びかつての栄光を取り戻す日が近い。
ハンガリー、日本ともに主力不在のフル代表だった。選手の招集状況という意味では、両国の条件は同じだ。そのことを含めて、くどいようだが、両国の間に、FIFAランキングが示すほどの差はない。私の評価では、ハンガリーの方が日本より上にランクされる。ハンガリーが70位程度なら、日本は80位くらいでバランスがとれる。もちろん、両国にはサッカーの質の違いがあるが、それは強さとは関係ない。圧力が強いだけでは、サッカーは勝てない。このフレンドリーマッチに限れば、ホーム・ハンガリーの方が日本より有利だが、そのなかで2点をとった日本代表(国内組)は、善戦したと言える。
ハンガリー戦の日本代表で最も目立ったのは、後半投入された本山だが、それなりの役割を果たしたが、後半息がきれたハンガリーに対してなので、全面的に信頼できるとは思えない。先発(前半)して、同じ働きができたかどうかは疑わしい。コンディションが上がりモチベーションが高いハンガリーならば、途中交代の本山でも、その動きは制限されただろう。
次いで、よくも悪くも三都主を挙げておこう。この試合の三都主は、左SBで起用されているときよりは、はるかに動きが良かった。しかしながら、いまの三都主の調子は全盛期に比べれば70%程度に落ちているように思える。それでも、三都主がゴール近くにいるだけで、日本代表の攻撃力が上がる。この試合、三都主が蹴った最初のFKがポストに当たる不運があった。あれが入っていれば、彼の自信は回復されたことだろう。誠に残念なFKであった。しかも、それ以降のFKに精度を欠いたことは、三都主に反省してもらわないと困る。ジーコ監督は、三都主がゴール近くで暴れられるポジションを用意すべきだ。三都主が左SBの適応しないことは、私の中ではもうすでに実証されたことだ。


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