| 2004年02月18日(水) |
勝ったけれど、だめだ |
W杯アジア1次予選のオマーン戦。ロスタイム、幸運にも得点が入ったが、日本代表は最悪。なかでも、PK、後半の決定機を外した俊輔は最悪だ。また、海外組は、まずまず普通の仕事をした高原(後半鈴木と交代)以外、動きが悪すぎる。中田、稲本、前半で退いた柳沢など、サッカーになっていない。この程度の動きしかできない中田よ、大きな態度をとるな。 Jリーグ組も、右SBの山田、ボランチの遠藤が全然だめ。こういう代表チームにした責任は、選手のコンディションがわからない監督にある。 試合展開は予想通り。ただ、オマーンは思ったより引いてこない。マンツーマンを徹底し、中盤でタイミングのいいプレスをかけてきた。体力的には、アウエーのオマーンのほうが勝っている。これでは、日本はオマーンにアウエーで勝てない。もしかすると、大敗する可能性もある。となると、日本は1次予選で敗退だ。 日本のシステムは私が納得していない4−4−2。この試合、三都主、山田のサイド攻撃がみられない。二列目左の攻撃的MFは、コンディションの悪いと思われる俊輔だが、いうまでもなく、三都主のほうが魅力的で得点の希望がある。 ジーコ監督は06年、俊輔と心中するつもりらしいが、前監督トルシエに対するコンプレックスが裏目に出ている。ジーコはトルシエの3バック(フラット3)を否定し、トルシエが代表から外した俊輔を使い続けることで、トルシエより自分のほうが監督能力があることを証明しようとしてきた。ジーコのトルシエに対する怨念が日本代表を弱体化させているのだ。加えて、ジーコは、選手交代が遅い。調子の悪い俊輔を少なくとも、後半20分で代えていなければいけない。さらに、高原を鈴木とFW同士で交代したが、愚かである。解説のK氏、H氏が指摘したように、鈴木を入れるのなら3バックで前を増やすか、鈴木を入れずに、調子の悪い右SB山田を三浦と代えるべきだ。もっと言えば、3バックにして、俊輔を外して三都主を上げるべきだ。 試合は辛勝したが、この先、ジーコ監督では勝てない。まずもって、選手のコンディションを正しく把握し、名前にこだわらず、的確な選手起用ができ、日本選手の適正にあったシステムを構築できる指導者に代えるべきだ。このことは、このコラムで常々書き続けてきた。 ボロボロの日本代表だが、内容はともかく、勝ってしまったことで、代表チームの根本的欠点が見過ごされ、監督更迭に向けた世論が盛り上がることはないのだろうが、1次予選でこれじゃ… 日本サッカー協会は何があってもジーコを更迭する気はないようだが、代表サポーターがサッカーを理解し、日本代表のあり方を真に憂慮するのであれば、この試合の勝利に喜ぶことなく、ジーコ更迭の声を上げるべきだ。
|