経営再建が決まったサッカーJ1の神戸が、新監督にハシェック氏を就任させるというニュースをみた。いい人選である。おおいに期待がもてる。ハシェック氏は現役選手として広島・市原でプレーしたと思う。出身はチェコ(スロバキア)である。現役時代から知性派として知られ、将来、指導者として有望視されていた。 チェコのサッカーはいまではスピードがあり、当たりも強いとされているが、むかし、プラハをホームとするチェコ一番の強豪クラブは、プラハの狭い路地を通すといわれるほど、上手なパスまわしを得意とするプレースタイルが売り物だった。余談だが、プラハは中世の面影を残す美しい街で、路地も多いが、「百塔の街」と呼ばれるほど高い塔が多い。 そんなチェコのサッカースタイルは、日本人に合っている。バルカンにもテクニシャンが多いが、チェコもそれに劣らない。ハシェック氏のサッカー理論はおそらく、日本人に理解されやすいだろうし、ハシェック氏がJリーグでプレーした経験がプラスに働くと思う。 新しい監督としては、浦和に就任したブッフバルト氏がいる。ブッフバルト氏も現役選手として浦和でプレーした。こちらの指導者としての力量はわからないが、現役時代、浦和サポーターの心をつかんだ選手であることは間違いない。そのプレーぶりは堅実で重厚であった。浦和の2トップをどう生かすかというよりも、エメルソンがいなくても負けないチームをどうつくるかが課題となる。 というわけで、ハシェック氏、ブッフバルト氏という新しい頭脳がJリーグにやってくる。二人には、実績を残したオシム、ネルシーニョ、アウディレス(復帰)の3監督に続いてほしい。少なくとも、この二人の指導者の就任は日本サッカー界にプラスであって、マイナスではない。日本人監督の岡田氏を含め、指導者たちの指導方法、チーム作りにも興味が尽きない。 私見では、C大阪、清水の2チームは、監督次第で順位がもっと上がる。クラブ運営者は、いい指導者を探す努力をしてほしい。
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