Sports Enthusiast_1

2003年12月10日(水) 浦和の田中を選んでおけば・・・

東アジア選手権、日本はホームでありながら、優勝を逃した。最終試合の韓国戦、開始早々に大久保がイエローカード二枚で退場処分、10人で善戦したものの、得点に至らなかった。結果論としては、香港戦で追加点が奪えなかったことが最後まで響いた形だが、それにしても、韓国戦に退場者を出して引分けという結果は、厳しい日程のなか、故障を押して頑張った三都主、久保、小笠原の攻撃陣、3試合を完封した、宮本、楢崎、坪井らの守備陣には無念さが残るだろう。とくに3試合をゼロに抑えたDF、GKは割り切れない思いだろう。
気になるのは、代表監督の勝ち運のなさ。DF陣が完封しながら、攻撃陣のシュートがことごとくポストに阻まれる、ライバル韓国が元気がないのに、退場者を出して勝ちきれない・・・。根拠のないことで礼を失するが、いまの代表監督は、勝負運を持っていないのではと心配してしまう。いやはや、勝負の世界、そういう星の下の選手、監督というのがいないわけではない。
さて、韓国戦は評価の難しい試合だ。
(1)問題の大久保
この選手が退場させられたことに驚く人はいない。Jリーグで最も退場が多い選手だ。ハンド、ラフプレー等の反則、審判への抗議、シミュレーション・・・と、およそ、スポーツマンらしくない。大久保が才能をもちながらプロとして成長できなかった原因は、�―蠡哀�ラブのセレッソ大阪に、彼を指導できる監督・コーチがいないこと、��大久保を代表に召集しながら、彼のリーグ戦におけるプレーを代表指導者が修正できなかったこと、�K椰佑�サッカーを勘違いしていること――だ。とりわけ、プロチームにありながら、この若い選手を指導しきれなかったクラブの責任は重い。と同時に、これほど問題を抱えた選手を代表に呼び、軌道修正できなかった代表の指導者も問題だ。二枚目のイエローカードは誤審だ、という人もいるかもしれないが、李下に冠を正さず――正々堂々力いっぱいプレーしているかそうでないかは、アジアの審判にもわかる。弁明の余地はない。来季のJリーグで大久保のプレースタイルが改まらなければ、彼を二度と代表に呼んではいけない。
その大久保と心中とまで新聞に揶揄されたのが、ジーコ監督。ここまで点が取れなかった大久保だったが、ジーコ監督は彼に期待を込めて起用し続けた。結果、最も大事な試合に裏目と出た。これもジーコ氏の勝負運のなさの表れとも解釈できるが、浦和の田中という選択肢はなかったのだろうか。田中は代表に選ばれていない。大久保か田中か・・・
ユーロ予選、W杯南米予選などの世界各国の代表試合を見ると、若い選手の起用にみな積極的だ。18才は、世界ではフル代表年齢として通用している。今の時期、20才前後の選手が本番で22〜23才となれば、伸び盛りの選手に成長する。逆にいま27〜28才の選手は30代で下り坂。この時期、五輪代表、U20・・・と世代別に代表選手を固定する方法を考え直す必要がある。両方かけもちで、経験を積ませる手もなくはない。
(2)藤田の起用
後半、オランダから急遽帰国した藤田が起用されたが、成果につながらなかった。走力、切れがない、ボールを触る回数が少ない、意外性がない――調整不足だろう。
藤田を呼び戻す必要があったのかどうか。というよりも、代表戦には、調子のいい選手を使ってほしい。特に10人で戦う非常事態で重要なのは、運動量だろう。運動量が豊富で守備も堅実な選手を交代で出すべきだ。藤田はコンディションがよければ適材だが、どうもそうではなさそうだった。
(3)代表選考
どうしても私はいまの代表の選手選考が納得できない。この問題は長くなるので、次回、詳しく書くつもりだ。


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