12月4日から、サッカー東アジア選手権が開催される。コンフェデ杯以来の公式戦(Aマッチではないが)だ。本気モードで、日本が韓国、中国、香港とどう戦うかが見ものだ。ホーム開催だけに、全勝以外考えられない。かりに、韓国、中国にホームで勝ちきれないとなれば(万一香港と引分けだったら、監督は即刻解雇)、W杯アジア予選は黄色信号いや赤信号だ。海外組が参加しようがしまいが関係ない。公式試合の代表戦では、だれが来たの来ないのといった弁解は許されない。そのときどきの条件で勝たなければいけないのだ。すでに始まった06年W杯南米予選を見ても、欧州組がすべてそろった国など皆無だ。どこの国も選手をやりくりして、勝とうとしている。選手層の厚さ、短期間でコンビネーションをつくりあげる力といった面も、代表チームの実力なのだ。 南米予選では、私がみた数試合の限定された印象だが、ブラジル、アルゼンチンでさえも、簡単に勝点3を上げることが難しい。特にアウエーでは強豪国であっても、引分けでよしとする雰囲気になっている。古豪ウルグアイ(私は昔からウルグアイのファン)、日韓大会当時の守備的でカウンター一辺倒から脱却して、攻撃的なチームに変わっているのに驚いた。 結局は、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、エクアドルに、ウルグアイを加えた5チームが残るとは思うが、ペルー、チリが不気味である。コンフェデでベストメンバーの日本代表を負かしたコロンビアが最下位というから、南米はレベルが高い。ブラジルはロベルト・カルロスがケガのため欠場が続き、しかも、DF(CB)が人材難とのことで、後半追いつかれる展開が続いている。有望な若手DFを思い切って起用しないと、苦戦が続きそうだ。タレント豊富のブラジルでも、ロベカルの穴は簡単には埋まらない。 サッカーでは主力選手にケガがつきもの。代表選手の組合せ(選択肢)をたくさんもっていないと、予選は長丁場だけに、主力のケガでチームがガタガタになることがある。特定の選手の組合せに頼りすぎてはいけない。 たとえば、ウルグアイはレコバがケガのため、後半、30分程度の出場というケースが続いている。ウルグアイのレコバといえば、日本の中田に該当する。しかも、レコバの方が中田よりも実力は上。そのレコバを欠いての予選だから、ウルグアイも苦しい。しかし、レコバを後半30分出場の起用法で、ブラジルに引き分けた。ウルグアイがアウエーである。こうした、選手起用法が監督の手腕である。はたして、ジーコ監督にこんな芸当ができるかどうか。 いずれにしても、東アジア選手権における日本代表、ホーム優位の条件を生かして、全部勝たなければいけない。私は日本が韓国、中国に負けて、ジーコ監督更迭と予想する(いや、希望するのほうが正しいか)。
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