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2003年11月03日(月) 小笠原の態度は何だ

浦和vs鹿島のナビスコカップファイナル。劣勢の鹿島が3点目を失ったところで、小笠原が2枚目のイエローカードを受けて退場した。激しいファウルをするような場面ではない。あきらかに、勝負をあきらめて自ら退いたように見えた。少なくともこういう選手(小笠原)を代表に選んではいけない。小笠原のダメさ加減はこのコラムで書いたことがあったが、ナビスコのファイルで信じられない醜態をとった。この試合、味方同士の接触で浦和のエメルソンと坪井は頭に包帯を巻いたまま、闘志を滲ませて戦っていた。浦和の二人の立派な選手を前にして、小笠原の態度は礼を失する。鹿島は小笠原を何試合か出場停止の処分にしたほうがいい。鹿島は小笠原がいなければリーグ戦で勝てない台所事情だろうが、カップ戦ファイナルを侮辱するような態度を取る選手(小笠原)は、断固として処分すべきである。
さて、試合展開のほうは、エメルソン、田中の活躍で、浦和の一方的な勝利。試合展開を大雑把に表現するならば、「回す鹿島、はたく浦和」となるだろう。浦和のダイレクトプレーに対して、鹿島はのんびりパスを回して組み立てようとする。そうした鹿島のスロープレーが浦和のプレスにひっかかり、カウンター攻撃を受けてしまう。浦和は一見、中盤を省略したように見えるが、中盤からでも守備からでも、前線に早いパスが供給される。それを受けた、エメルソン、田中が個人技で突破しシュートにもっていく。また、ツートップにDFのマークが集中する隙を狙って、中盤の山瀬らがゴールをうかがう。この浦和のチームコンセプトをTV解説のK氏は、「全員が指令塔」と称した。いい表現ではないか。ヒーローインタビューに立った浦和の田中は、ゴールの感想を聞かれて、「あのゴールは僕のではなく、チーム全体であげたもの」と答え、絶妙のスルーパスを出した中盤のチームメイト(平川)を称えた。田中のゴールは、「前へ早くて正確なパスを出そう」というチームの規律の帰結であることが田中の頭の中に無意識に残っていたのだろうか。
浦和の攻撃はまさに現代サッカーに必要なスピードを武器にしている点で注目される。何度もこのコラムで書くことだけど、浦和のチームコンセプトは、日本代表のチームコンセプトにも関係する。ナビスコファイナルはジーコ代表監督も観戦したらしい。愛弟子達が粉砕される姿を見て、「黄金の中盤」という看板を引込めてくれればいいのだが。


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