Sports Enthusiast_1

2003年10月11日(土) 凡戦

ルーマニアvs日本の国際親善試合は、まさに「親善試合」らしい退屈な試合だった。ルーマニ・日本両国の選手同士、90分間、大いに親善を深めたのではないか。
日本代表はアウエーという貴重な体験の国際試合、ベストメンバーで試合に臨んだが、チーム再建の緒についたばかりというルーマニアとドロー。ルーマニアの1点目はムトゥの個人技といえなくもないが、日本GKのキャッチミスのように見えた。イングランド一部をクビになったこのGKを起用することは、やはりリスクが高い。
さて、ルーマニアはやる気があるのかないのか、試合を通じて、ほとんどプレスなし。日本代表は後半、中田の必殺スルーパスで同点に追いついたものの、バランスの悪いルーマニアを崩せない。目立ったのは運動量の落ちない中田のスタミナと強さ。やっぱり群を抜いている。もう1人は、中沢。中沢のディフェンス力は読みのよさからくる、安定感をもっている。
日本代表、毎度おなじみのダラダラ試合。なんだか、日本でどこかとやった国際親善試合のVTRを見ているようだ。課題のはずの中盤の攻撃参加が見られない。とくに中村、小野、稲本が悪い。前に出る鋭さが見られないから、サッカーがつまらない。「黄金の中盤」とやらを解体しないと、スピードのあるチームに対処できないのではないか。MFにサイド攻撃のできるスピードのある選手を必要としている。
結論は、3バックに戻して、中盤の左サイドに三都主を起用し、早い攻めで相手を崩す。現状戦力ならば、三都主の才能という武器に頼るしかないだろう。その場合、中村は三都主、中田の控えにまわる。いまのまま、4バックにこだわるのは危険だ。それでもあえて、右SB(サイドバック)について、1試合目の新戦力・加地と、2試合目先発・山田を比較するならば、どちらもレベル以下だが、加地の方が可能性がある。山田がなぜ、代表で先発なのか私にはわからない。
それにしても、試合をただ傍観するだけのジーコ監督には困ったものだ。せっかく召集した新メンバーなのだから、どのような形であれ、2試合のうちどこかで起用すべきだろう。この監督、選手を代える勇気がないと見た。
W杯アジア予選の開幕まで、これで海外遠征はないという。今回の北アフリカ・東欧遠征の結果は1勝1分けと好成績のように見えるが、内容的には残念ながら、失敗に終わった。


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