土日のJリーグは熱戦が多かったようだ。土曜日の清水vs市原、日曜日の東京Vvs名古屋を見た。 サッカーとは不思議なものだ。どんなに美しいサッカーをしても勝てないときは勝てない。市原は前節の浦和戦、みごとなプレッシングサッカーを見せながら、守りのミスからドローに終わった。今節の清水戦は、それなりに押し込んでリードしたものの、後半、清水の猛攻に受けにまわりながら、清水のシュートが数度もバーに当たるという幸運に恵まれ2−1で勝った。 市原では、チェがいかに重要な選手かがわかる。チェが攻撃の柱というよりチームの柱。チームの精神的な柱になっているようだ。彼がいれば勝ちきることができる。 東京Vは名古屋に4点もとられながら、後半、名古屋に退場者が出たこともあり、4−4のドロー。どちらも勝てたゲームといえばそれまでだが、両チームの監督が頭脳戦を展開。前半はネルシーニョが、後半はアルディレスが勝利した。 それにしても、市原(オシム)、名古屋(ネルシーニョ)、東京V(アルディレス)はレベルの高いサッカーを志向している。この3チームのゲームのほうが日本代表のゲームよりもおもしろい。代表監督の「控え」が充実してきたので、フラフラ日本代表の将来も安心だ。現代表監督が辞めても、この3人から選べばいい。 ドローが多いJリーグだが、これは当然のこと。いかに90分で勝ちきることが難しいかが、日本のサポーター諸氏にもわかったのではないか。もう少し早くVゴール制度を廃止していれば、サッカーレベルは上がったのに・・・サッカーは難しいのだ。Vゴール勝ちで熱狂していたサポーター諸氏も、サッカーの深さを知って、あの「熱狂」を恥かしく思うことだろう。 ただ、制度云々は別として、面白いゲームを展開する市原が勝ちきれないことは大きな課題だ。これまでオシム監督を誉めてきたが、すんなり勝ちきれないところは、オシム監督の課題といえる。 W杯で日本代表が負けたトルコ戦、最近ではセネガル戦、古くは、フランス大会の予選2試合(クロアチア、アルゼンチン)。この4試合は、日本が0−1で負けている。得点差は言うまでもなく1点。でも内容は完敗なのだ。トルコ、セネガル、クロアチア、アルゼンチンは得点を取った後、けしてバタバタすることがない。冷静に日本の反撃を押さえ込む。このあたり、日本に守りのノウハウがない。日本人選手のメンタルな面も問題がある。勝ちきる訓練をJリーグでしてほしい。リードを守るノウハウを確立しないと、日本サッカーは世界で通用しない。オシムの攻撃サッカーは魅力的だが、しっかり守ることも教えて欲しい。
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