Sports Enthusiast_1

2003年09月08日(月) サッカーはわからない

06W杯ドイツ大会南米予選が始まった。結果はご承知のとおり、最強を伝えられたアルゼンチンがホームでチリとドロー。欧州で活躍する選手を揃えたスター軍団といわれるアルゼンチンが、予想を覆す手痛いドロー発進となった。一方、昨年の覇者ブラジルはコンフェデ大会で日本を下したコロンビアにアウエーで勝利。こちらは順当な発進となった。それにしても、サッカーはわからない。スター選手、理論家監督を擁したアルゼンチンがまさかホームでチリに勝てないとは。これがサッカーの恐ろしさ、面白さということになるのだろうが、いったいアルゼンチン代表に何が起きたのだろうか。
試合を見ていないのでなんとも言えないのだが、想像するに、海外で活躍する選手を多数抱えたアルゼンチン代表は、チームとしてのまとまりを欠いたのではないか。いくら優秀な選手を揃えても、選手間のコミュニケーション、バランスを欠いていればサッカーでは勝てない。さらに、地元開催といっても、選手の多くが欧州での生活に慣れ親しんでしまった。大西洋を渡って本国に帰るということが、調整を難しくしているのではないか。
サッカーW杯の価値をどう考えるのか。これについてはまったくの想像で、選手の本音を聞いたことがないので、的外れかもしれないが・・・
アルゼンチンやブラジルといったサッカー大国は、自分達が一番サッカーがうまいんだ、というプライドがすべてに優先するという見方がある。あの国にだけは負けたくない、という思いもある。それが、W杯のモチベーションだと。
W杯のモチベーションは複合的なものである。たとえば、地域予選は本大会より面白い。隣国同士、政治的衝突を抱えた国同士、過去にいろいろあった国と国、サッカーの本家同士・・・因縁の量も質も事欠かないのが世界の実情である。予選でここぞと、それぞれの国民が熱狂するわけだ。異常な緊張がみなぎる。だから、W杯予選はおもしろい。だから、選手は燃えることができる。
一方、クールな見方として、発展途上の選手はW杯出場により、ビッグクラブへの道が開ける。ただただ、自分のために戦うというものだ。だから、ビッグクラブとの契約を済ましてしまった選手は、W杯で活躍しないこともある。
選手にとっては、カネもプライドも愛国心も、ともに大切なものなのだろう。国を代表して戦う陶酔は、何者にも換えがたい(ものなのだろうか)。それとも、巨額の富を築いてしまった選手にとって、国のための思いなどない(ものなのだろうか)。


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