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2003年06月03日(火) 緊急補強とは

読売が河原に代わるストッパーを外国人選手で補強するらしい。どたばたとは、このことだ。私が河原の抑え転向2年目の活躍はない、と予言したとおりになったのだが、原監督は指揮官としての危機管理能力を問われる。
根本的問題は、原監督が投手分業制をどう考えるかである。読売出身の解説者の多くが、投手は先発完投という説を唱えてやまない。先発投手は中5日、先発するかぎり完投すべしと。それも悪くない。球数も無視して、先発はその責務を全うせよか。だが、そうあるべきというのと、実際可能なこととは違う。先発投手が完投する確率と途中降板する確率を比較すればいいのだ。
大リーグでは長年の経験から、特性などを考慮して、投手を分業化した。100球近く投げるより20球程度で才能を発揮する投手には、セットアッパーやクローザーという役割を課し、成功者には多額の報酬で報いている。
日本のセリーグでは、伝統的にヤクルト、中日が大リーグ志向で、読売は中途半端。毎シーズン継投でつまずいてきた。昨シーズンは珍しくクローザーに河原を得てその悩みを克服したが、前に書いたことだけれど、昨シーズンは、たまたまの消去法の結果オーライ。河原は故障あがり、当然、今シーズンは調子が落ちると考えるほうが自然なのだ。だから当然、河原に代わる人材を用意しておくのがチームというものだろう。たとえば、ルーキー久保は、クローザーとしての採用なのか、先発としての採用なのかがわからない。けっきょく、外国人に頼るとは、スカウトを含めて、チームづくりに方針・コンセプトがないことを証明してしまった。
読売が投手分業制確立を明確にし、ピッチングスタッフの再生に取り組み、その結果、先発陣よりも年俸で上回る中継ぎ・抑えがベンチにいるようにならなければ、読売の苦悩はいつまでも続く。今シーズン、読売は先発投手の持ち腐れで終わる確率が高い。


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