Sports Enthusiast_1

2003年05月20日(火) パリーグは廃止が望ましい。

パリーグが制度改革として、プレーオフを導入するという。リーグ戦(135試合)2位と3位が戦い、その勝者が1位と決定戦を行うというものだ。この制度、大リーグにならったようにもみえるが、まったく、似て非なるものだ。
6チーム中3位といえば業界用語ではAクラスだが、わたしの感覚では中程度。悪くはないがよくもない。そんなチームがプレーオフに出て何の意味があるのか。米国のように国土が広くてチーム数が多く、しかも、フランチャイズ制度が確立していてれば、地域の代表という名目がたつ。フランチャイズ意識があればこそのプレーオフ制度なのだ。そうした風土性を無視した、形だけの制度改革など、無意味というほかない。
パリーグの新制度の欠陥は、135試合組まれているリーグ戦にいま以上に客がこなくなることだ。はっきりいえば、135試合はオープン戦。
せいぜい3位までという意識が働けば、選手のモチベーションは低下する。3位以内を確保すれば、あとは消化試合だ。そもそもトップになることの意味がないのであって、しかも2位と3位の差もないのであれば、捨てゲームが増えるだろう。
プレーオフでは、リーグ戦トップのチームが、勝率ではるか下の3位チームに負ける確率が高い。野球に限らず、いきなり真剣勝負を戦うより、数試合を戦って勝ち上がってきたチームが調子にのることが多いからだ。人々(マスコミ)は、好奇心から、リーグ戦終了後のプレーオフに注目する。リーグ戦トップのチームがはるか勝率で劣る3位チームにプレーオフで敗れれば、トップチームは笑いのタネだ。
そんなパリーグに愛想をつかした才能のある選手たちは、人気のあるセリーグか、大リーグに出て行くことだけを考えるようになる。パのリーグ戦の試合は、実戦形式で腕を磨く場所として位置づけられ、選手たちはそこで認められて上を目指すか、客の入らないオープン戦もどきのだらだらで無気力なパリーグで選手生活を続けるかの選択を迫られる。パリーグのマイナー化が、いま以上に加速するのだ。
先述したように、結果、パではリーグのゲームの質が低下し、客がこなくなり、いま以上に人々はこのリーグを一段下に見下すようになる。
わたしの持論は前に書いたことがあるので繰り返さないが、1リーグ制だ。パリーグがおかしなプレーオフ制度を導入して自滅すれば、1リーグ制の道が早く開かれることになる。その意味では、このおかしなプレーオフ制度を支持してもいい。


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