Sports Enthusiast_1

2003年05月18日(日) 引退、待ったなし

わたしが前期優勝候補に挙げた清水が神戸と対戦(清水ホーム)、完勝した。こんないいチームがなぜ、下位に甘んじているのかわからないほどすばらしい出来だった。三都主がみごとなサイドからのアシストであっというまに2点を先行。駄目押しの3点目もいい攻撃だった。わたしの好きな、サイドが基点になった得点である。清水のフォーメーションの変更や選手起用については、別に取り上げることにする。
一方の神戸であるが、前節の勝利が嘘のように連携が悪い。なかでも存在感がないのが、カズである。カズについては、すでに引退勧告をこのコラムで書いたが、再び、取り上げる。
役割が不明確。FWのオディアスがポストプレーをし、岡野は空いたスペースに走り込む。この二人については、それなりにわかる。ところが、カズは前線でなにをしたいのかわからない。これでは、偶然目の前にきたボールをシュートするぐらいしか攻撃における役割がない。前節は右サイドの岡野のセンタリングに走りこんで合わ得点した。しかし、偶然は2試合と続かない。カズがサイドからあるいは後方からいかにボールを受けようとしているのか、それが神戸の他の選手にわからない、というか理解されない。ではカズは自分でドリブルして突破しようとするのかというと、そんなシーンは90分間ゼロである。言葉は悪いが、カズの動きは、ゴール前をうろうろして、おいしいこぼれ球を待っている、まるでハイエナのようなのだ。自ら動かず、待つだけのFWでは、相手のDFだってこわくない。
カズの全盛期はドリブル突破もあったし、マークをはずす動き、サイドを走りこむ動きも俊敏だった。もちろん、体型はいまよりシェイプアップされていた。カズもプロ野球の読売の清原同様、トレーニング方法を間違ったのか、あるいは、加齢とともにシェイプアップが思うようにいかなくなったのか。結果的には、前線で「重い存在」になってしまったのだ。
サッカーにおいて、パワーとスピードの重要性を比較すれば(こんな比較はナンセンスだけれど)、わたしの尺度ではスピードが7、パワーが3ぐらいである。それだけスピードが大事だとわたしは思っている。しかるに、カズは自ら持ち味であるスピードを減速させてしまったように思える。いまからスピードが戻るとも思えないし、中盤でゲームを組み立てる、新たなプレイスタイルを確立できるとも思えない。残された道は・・・


 < 過去  INDEX  未来 >


tram