Sports Enthusiast_1

2002年12月11日(水) ブンデスリーガ

Jの得点王高原選手がドイツに行くらしい。実現すれば、奥寺康彦氏以来の快挙だ。クラブはハンブルガーSVとのことだが、ドイツサッカーのことは全然知らない。知っていることといえば、ドイツが今年のW杯で2位だったこと、そして4年後の開催国ということ。その意味で、タイムリーな国への移籍である。
私の感覚では、ブンデスリーガは日本人選手が最も活躍しにくいリーグだった。それだけに、高原選手にはぜひ、成功してもらいたい。私の日本サッカーに対するイメージを根本的に変えることになる。
奥寺氏は確かケルン(IFCケルン)だったと思う。ハンブルグはケルンより大きな都市だ(どちらがいまリーグの上位なのかは知らないが)。
ドイツのサッカーは私の分類では「ゲルマン系」の典型で、恵まれた体力を利した強い当たりの守備陣、サイドライン沿いのスピードをもった上がりから早いクロス、高い打点のヘッディング、ロングシュートなどが持ち味だと理解している。日本のような中盤重視とはタイプがやや異なるような気がする。
さて、私はジーコ代表監督が標榜する「黄金の中盤」に疑問を抱いている。世界の流れとしては、早くて正確なサイドアタッカー(たとえばフィーゴ)、同じくパワーのあるサイドバック(たとえばロベルトカルロス)などに代表される、サイドのタレントの存在ではないか。高原選手とは関係ないが、日本代表候補であれば、たとえば、ポルトガルにいる広山選手(右)、柏の玉田選手(左)らに可能性がある。広山選手の最近のプレーを見ていないし、玉田選手は経験がない。でも、少なくとも、4人の中盤でボールを回し合う日本代表の姿は見たくない。私の記憶では、奥寺氏はスピードある右サイドの選手だったと思うが…。


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