Sports Enthusiast_1

2002年07月01日(月) 「プライド」

の地上波テレビ放送があった。あの総合格闘技である。高山(ノア)とドンフライがノーガードの殴り合いを演じていた。負けた高山の顔が異様に腫れ上がって痛々しかった。
この格闘技、ご存知のとおり、グラブをはめてパンチ、蹴り、締め、関節といった攻撃が許される。凄惨な試合、一方的な試合、瞬間的に終わってしまうものなど、必ずしも見ていて面白い試合が多いというわけだはない。けれど、この競技の誕生によって、日本の格闘技の様態は劇的に変化したことは確かだ。プロレス、アマレス、空手、柔道、相撲、ボクシング(国際式、ムエタイ、キック)、サンボといったいろいろな分野の格闘技から参加者が増え、いっきにブレークした。
海外では米国を中心に、「アルティメット」(「究極の」という意味か)と呼ばれ、マイナーながらファンを増やしていったらしい。
日本ではショーとしてのプロレス(八百長という言葉は正確ではない)に見切りをつけたグループがそれぞれレギュレーションを決めて、戦いの場を広めた。前田が自分の団体(FMWだったか)を創設したのが皮切りだったかもしれない。
ケーブルテレビで「パンクラス」をやっているので、たまにみている。この団体は(私が通っているスポーツクラブのインストラクターによると)、スター不在でいずれ消滅する可能性が高いとのことだが、私にはわからない。「プライド」とのレギュレーションの違いも、私にはわからないけれど、鮮烈なKOシーンを見たことがない点では一致している。
それでも、一瞬に決まる関節技は美しい。格闘技も驚異的な進化を遂げていく。


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tram