これはおかしい。代表選考に異議ありである。なんで中山なの。なんで秋田なの。これはどこからかの圧力か、フラット3の崩壊でトルシエは監督としての自信をなくしたのか。 今回は地元開催、選手・監督にとっては、「予選なし」という、もっともおいしいW杯である。4年後には厳しい予選を戦わなければならないのだ。できるだけ若手に大舞台の経験を積ませるべきではないか。 大衆的メンタリティーからいえば、経験豊富で根性があるようにみえる秋田、中山は必要な選手かもしれない。ベテラン選手への愛着は世界的傾向である。しかし、この二人、失礼ながら、バッチョやロマーリオのようなカリスマ性はない。ピッチのリーダーはヒデ一人で十分ではないか。苦しいときのベテラン頼み、トルシエは負けたときの言い訳を用意したのかいな。 残念なのは、山下、中沢である。とくに中沢は秋田に押し出された感が強い。DFは経験が必要なポジションなだけに、中沢には大舞台に立って経験を積んでほしかった。 一方、中村の代表落ちは私も予想していたので驚いていない。この選手、守備の弱いアジア、Jリーグでは通用するが、欧州勢には通じない。フリーキックの魅力を否定できないが、小野、三都主で十分まかなえる。 私の予想との主な違いは、 GKの3人は問題なし。 DFの6人のうち森岡を最初は入れなかったし、もちろん秋田は1回目、2回目とも入れていない。 MFの10人のうち外れたのは小笠原である。 FW4人は全然だめで、鈴木、中山を入れていない。高原の病気でガタガタになってしまった。西沢の回復も予想以上に早かった。
|