Sports Enthusiast_1

2002年05月01日(水) 大詰め

欧州各国のサッカーリーグ戦はファイナルに近づいている。スペインはバレンシア、英国はアーセナル、イタリアはインテル、オランダはアヤックス、ドイツは、ポルトガルは・・・である。それにチャンピオンズリーグ等の欧州大会も重なって、強豪クラブの日程は殺人的である。マンチェスターUNのように、けが人や調整に苦しめられ、プレミアもチャンピオンズリーグも逃してしまうこともあり得る。疲労困憊でW杯に臨む選手もいるかもしれない。いずれにしても、欧州の各国リーグが終了してW杯が始まるのである。日本のようにリーグを中断することはない。
過密日程の欧州のシーズン設定が妥当かどうかは議論もあるだろう。が、Jリーグのシーズン設定が欧州とあまりにかけ離れていることは以前から気になっていた。延長Vゴール制度というローカルルールについてはさんざん文句を言ってきたのでここでは控えるが、2シーズン制もいかがなものか。さらにシーズンの開始と終了の時期の欧州とのずれもいかがなものか。南米等の南半球は仕方がないが、北半球の欧州と歩調を合わせることはさほど、難しくはないと思うのだが。
Jリーグのシーズン設定は、日本では寒い冬にボールゲームを見る習慣がないということを論拠としているのだと思う。だが、サッカーは野球とは違う。野球ファンの行動パターンとはむしろ、差別化した方がいいのではないか。
世界のサッカー界については、市場性、影響力、実力も含めて、欧州がリードしている。その欧州と、せめてリーグの覇者が決まる時期くらい同じであってもいいのではないか。


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