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2002年03月20日(水) 凡戦

続いてスペインリーグ、オサスナVSラコルーニア戦(オサスナのホーム)である。優勝圏内にとどまるラコルーニアに対して、二部落ちの危機にある下位オサスナがホームでどんな戦いを挑むのか、その戦い振りに期待をしていたのだが、ゲームはラコルーニアが3−1で圧勝。ディエゴ・トリスタンのハットトリックと、表面的には華やかな試合のように見えるが、実は凡戦であった。
まず、点の取られ方が悪い。1点目は高校生並みのフェイントにディフェンスが引っかかり、らくらくゴールを奪われた。2点目は強くもないシュートをキーパーがはじき、ボールを体に当ててイン・ゴール。ディフェンスが必死でかき出そうとするが遅かった。3点目はペナルティーエリアで、ディフェンスがやや後方からのタックルでボールをはじき出したものの、そのはずみで足が上がって、ラコルーニアの選手を倒してしまった。ディエゴ・トリスタンがPKを決めて、ハットトリックである。
さて、問題はこのPKの判定。普通は取られないプレイとみた。『ナンバー』の報道によると、キラ星のごとくスター選手がひしめくスペインリーグだが、最大の問題はレベルの低い審判にあるという。どうも目立ちたがりというか、存在を示したいというか、独断的傾向が強いといえば強い。リーグも審判の教育や技術向上に熱心とはいえないようだ。それに、ホームの強い圧力もあるだろう。世界で最も難しいリーグの1つに違いないのだが、審判への信頼低下は早期に改善してしすぎることはない。


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