職業婦人通信
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2006年09月26日(火) 怒涛の結婚準備【女の厄年大騒動・総括編】

引き続き
厄年真っ盛り32歳。どっこい生きてます。

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婚約してからはや1年。
文字通り怒涛の日々であった。

もうめんどくさいから
まとめて括ってしまうけど
厄って怖ろしい。

父の胃ガンが発覚したことを皮切りに
有形無形の厄さんたちが
「厄ですどうもどうも」って感じで
(こちらの意思とは無関係に)
やってきた。

厄払いにも行ってみたが
厄払いの直後におみくじ引いたら
大凶が出る、という
この救いのなさよ。

基本的にこの厄さんたちは
直接、私に被害を及ぼすのではなく
私の周辺の人々に働きかけることで
私に間接的でありながら
けっこう大きめのダメージを
与えるケースが多かった。

色々な厄がやってきたが
ここでは割愛し、最たるものだけをご紹介。

最たる厄は
相方に女性問題が発生したことであった。
この女性、相方の同僚で

『●●さん(←相方のこと)が
 千代子さんと婚約したと聞いたけど
 本当の婚約者はわたしです。
 わたしは現在●●さんのこどもを
 妊娠中で、
 したがって
 あなたはまもなく●●さんに
 捨てられるでしょう』

というような内容
(実際日本語は崩壊しまくってて
意味のわからない箇所多数。
でも解読すると
内容はそんな感じだった)
のメールが届いたときは

何も知らなかったから腰を抜かした。

当然「私と並行してこの人ともつきあってたんだ〜」
と思ったし
うーむそれって浮気ってことかー、
しかもこどもまで?!とも思い
人並みに落ち込みもしたが
もちろん
仮にそうだったからって
私に相方を責める権利はないのであった。

しかし その一方で
「相方は
 こんなに自己愛と破綻に満ちた
 (しかも日本語の崩壊した)
 文章を書くような人と
 本当につきあっておったのだろうか」
という、
都合のよい疑問が頭をかすめた。

いや、もちろん
私だって他人の文章をどうこう言えるような
人間じゃないのは重々承知しているんだけど、
そのメールときたら
誤字脱字の多さと
(こう言っちゃなんだけど)
文章の破綻ぶりがあまりにちょっと・・・
なんていうか、常軌を逸していたのだ。

次に
「そもそも、何ゆえ
 このひとは私のメールアドレス(しかも会社の)
 を知っていたのだろう?」
という疑問も浮上。

それらの疑問も含め、
メールの内容も相方に余さず打ち明けたところ
 
相方は蒼白になりながらも
いつも通りの静かな態度で淡々と

・彼女は普段から、仕事中も
 周囲の人に当たり散らしたり
 いきなり泣き出したりと
 情緒不安定なことが多かった
・おとなしくて温厚な相方が
 その宥め役に回らざるをえないケースが多かった
 (どうやらその頃から
 彼女は相方に好意を寄せていたらしい)
・相方にその気はまったく無かったが
 彼女の好意がどんどんエスカレートし
 メールが毎日ばんばん来るようになった
・最初は適当に返事していたが
 まるで恋人同士のような思い込み系のメールが増えたため
 返事をしなくなり
・そういってるうちに私と相方は婚約
 (そのことは社内でも広まった)
・そして彼女からのメール件数が一気に増加、
 内容も
 「私をこんな目にあわせてどういうことになるかわかってるのか」
 というような、なんだか怖ろしいものにエスカレート
・その頃、相方の携帯が盗まれた
 証拠はないが、状況から見て彼女は相当怪しい
・携帯が盗まれた後、相方しか知らないことや
 私と相方しか知りえないことを
 彼女がメールでにおわせるように
・妊娠してるなんてもちろんウソに決まってる、
 というか彼女と寝た事は絶対にない(と相方は主張)
・私の会社のメールアドレスは
 相方の携帯に登録してあった
 (彼女が相方の携帯を盗んだ疑惑がいっそう深まる)

という一連の流れを、
彼女からのメールを見せながら説明したうえで

・彼女はそういう人だが
 事態がこんなことになるまで
 メールを無視するだけで
 具体的な対策を取らなかったオレが悪い
・本当に申し訳なかった。
 しかし、彼女とは何事もなかったし
 結婚の意志にもちろん変わりはないということを
 信じてもらいたい。
・今後は彼女にもハッキリした態度を示し
 場合によっては出るべきところに出て
 事態の打開を図る
・こんなことになってしまったが
 全力を尽くして信頼の回復に努めるから
 どうか今回は自分を信じて許してほしい

というようなことを言って頭を下げたのであった。

しかし、そう言ってるうちにも
相方にも私にも彼女からの変なメールがばんばん届くし

相方の同僚、さらに相方の家族全員にまで誰彼となく
彼女が被害者意識全開のメールを送りはじめたため
事態はますます紛糾することになってしまった。

以来、数ヶ月にわたり
結婚準備をしながらも彼女との
スッタモンダが続き
相方は上司に相談したり
家族に心配かけたことを謝罪したり
もうなんだか心労でやせ細るような日々を送り

私は私で
毎日のように送られてくる彼女からのメールに
じっと耐えるしかなく、
食事の量は増える一方であった。

それでも
我々に降りかかった災難を一つひとつ
片付けてゆくことで
「あ、私、この人で大丈夫」
という変な信頼感というか
信じる気持ちというか・・・あ、書いてて気持ち悪い。

その後も
彼女は様々なことを仕掛けてきたが
なんとか事態を収拾し、結婚式も無事に?済み
今日を迎えた我々である。

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若い夫婦みたいに
新婚ラブラブ、夕飯にするお風呂にする?それともアタシ?という感じでは
決してないが
穏やかに平和に暮らしているのであります。


千代子 |MAIL
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