職業婦人通信
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今、仕事で あるアンケートの集計をやっている。
くる日もくる日も 数百通のアンケート用紙に取り組む日々なのだ。
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数千通のアンケートを見て思うのは 「職業欄」の摩訶不思議である。
職業欄に私が書くとすれば、それは間違いなく 「会社員」であり、 他には「自営業」とか「会社役員」とか「公務員」とか、 まぁ十数種類くらいしか記入バリエーションはないものと思っていたのだが
三十代後半女性からの記入例「職業:OL」
OLって・・・呼称っていうか通称っていうか・・・ まぁ書きたいことはわかるよ。私だってOLのハシクレである。 が、それは職業欄に書くこととは思えないんだけどね・・・
同様の例として 三十代前半男性からの記入例「職業:サラリーマン」 というのもあった。 うん、わかるよ、わかるけど・・・ ハッキリ言って常識的とは言えないように思う。
まぁこのへんはまだいい。 高齢世代の職業欄は大変なことになっていた。
「職業:年金」
年金が生活の糧なんだよ文句あっか、という心の叫びは伝わってくるものの それは職業ではありませんよおじいちゃん、と肩を叩きたくなる例。
「職業:シルバー」
ありえねー、といいたくなるような回答なんだけど これが意外と複数あったから不思議。 それが職業たりえるならば 「職業:熟年」とか「職業:F1層」とか 書いてもいいような気もする。
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一番おそろしかった回答例は 80を過ぎたおじいちゃんが 「職業:ニート」と書いてきたもの。 おじいちゃん、ニートって言葉を使ってみたかっただけか?
いや、しかし、 現代の職業観はもはや ニートさえも職業としているのかもしれない・・・
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