妄言読書日記
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2012年10月24日(水) 『キマイラの新しい城』(小)

【殊能将之 講談社文庫】

石動シリーズなのでまともなミステリを期待して読むべからず、と言われるまでもなく冒頭からまともじゃない。
中世の騎士の霊と石動ではまともな推理が展開するはずもない!
エドガーがかたくなに現代への理解を拒否するので、非常に読みにくいので、たまに石動パートが入るとほっとする。

終わってみればミステリ的にはそれほど突飛ではなかった(『黒い仏』とかとか)のだけれど、種明かしをされるとそんなバカな!と言いたくなる。
そんなバカミスです。
そこがいいところ。
今回も無駄に参考文献が豊富。

解説で石動シリーズはやおい読みもできるって書いてたけど、余計なお世話。放っておいてくれ!



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