妄言読書日記
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2012年10月18日(木) |
『推理作家ポー 最後の5日間』(映) |
【監督:ジェームズ・マクティーグ アメリカ】
タイトル通り、ポーの最後の5日間を描いた映画。 ポーの小説になぞらえた殺人事件が次々起こり、警察に捜査協力を依頼されるポーという、割とよくある話し。 しかし、ポーに彼の生んだ名探偵デュパンのような活躍は期待してはいけない。 次々起こる殺人、さらわれた恋人、届く脅迫文に右往左往する、文才に恵まれた以外は平凡な男、それがポー。 これが意外に好感が持てていい。 ホームズのような抜群の推理力を披露することもなく、いつも一歩も二歩も出遅れ、フィールズ刑事と走り回る。
ポーの最後の5日間はかなり最悪。
クールなフィールズ刑事と右往左往のポーのコンビが意外性あってよかったです。 爽快なミステリーではないけれど、ポーの死の謎に絡めて、ふんだんにポー作品を取り込んでてよかったんじゃないかなー。 ちょっとグロいけど。
ラスト、ポーはもうちょっとがんばって別の結末を考えて欲しかったね。 あと、ポーに小説を書かせたいという犯人の動機がよかったです。
ところでポーはなんでアライグマ飼ってるの?元々飼ってるのか、創作なのか。 どちらにしろアライグマ可愛いね。
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