妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年10月19日(日) 『百鬼夜行抄11』(漫)

【今市子 朝日ソノラマ】

サウンドトラックが出るそうな。
ドラマCDは聞くとむず痒いような、面映いような気がしてしまうが、音楽だけなら聴きたいかな。

「二つの箱」
律ちゃんは司ちゃんが好きなようで。
律は浮世離れしてるからそういうところが描かれていると、ほっとします。

「とぎれた蔓」
おじいちゃんの小説の話って、思えば出てこなかったですね。
あのおじいちゃんが書いたものなら、こんなことも起こるかもしれません。
学生な律をたまに見るのが好きです。
ちゃんと学校に行って、人間と話してるんだなぁ、と。

「小さい虫」
虫嫌いとしては怖いです。
『呪怨』を思い出しました。まだ見てないんですけれど。
尾黒尾白が珍しく役に立ってました。

「鬼の嫁取り」
じいちゃんの若かりし頃の話好きです。
だって、かっこいいから。
青嵐もなんだかかっこいいです。
赤間とのやり取りも毎度好きです。
こうして嫁と出会ったのか。
この二人のお話はまた読みたいです。

このシリーズのお化けや妖怪は確かに怖いのだけれど、なんとも親しみめいたものを感じます。
突き放す怖さも残酷さもない、時々温かみすら感じるホラー。
とても好きです。



蒼子 |MAILHomePage

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