妄言読書日記
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2003年10月12日(日) 『東亰異聞3・4』(漫)

【原作:小野不由美 漫画:梶原にき 幻冬舎コミックス】

いやぁ、美しくてよかったです。
梶原さんの絵でよかった。
梶原にきと言うと、私は『キル・ゾーン』シリーズの挿絵しか知らないのですが、和風の絵もきれい。
私が読んでないだけで河童の話も描いているのですけれど。

小説で読んだ時もそうでしたが、回向の場面からラストまでは、驚きっぱなしで、その上桜闇が美しく好きです。
ミステリーとしても面白いと思います。まあ、反則だと言われるかもしれませんけれど、許容範囲かなと。

しかし改めて、常さんと直さん、見たことも無いようなブラコンだったな、と。
何か他に方法はなかったのか、と呆れるように思いますが、好きだからいいや。

あ、でもラストシーンの余韻は小説のほうがあったように思います。
この話が「東京」ではなく「東亰」であることの意味を知るラスト。

梶原にきの次のお仕事も楽しみにしてます(漫画読んでないけれど)



蒼子 |MAILHomePage

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