妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次前のページ次のページ


2003年10月11日(土) 『氷の魔物の物語外伝』(漫)

【杉浦志保 冬水社】

主人公皆無の外伝が出ました。
外伝とは言えイシュカがどこにもいないのにびっくり。

「カーイールの魔女」
若いじいちゃんが・・・!
いやいや、これじゃなんだかわからない。若かりし頃の僧正じいちゃんの話。
見事に面影無く。
かっこよいけれど、今のじいちゃんが好きです。

「百年舞台、人形劇」
まあ、そんなものだよね。ネイだから。
ブラッドもある意味、今の面影無く。こちらはどっちの方が良いとも言えず。

「死人ら、森にて」
まあ、そんなものだよね。ヴィルトだから。
ヴィルトとラプンテツェルの話は前にもありましたし。

最初の頃は侮ってましたが、杉浦さんは案外心理描写に説得力があります。
しかし次回作を読むかと言われると、ここでさようなら、ということになりますな。
お疲れ様でした。
また坊主を描かれる日が来るのを期待してます(次回作に坊主がいないから読まないわけではない)



蒼子 |MAILHomePage

My追加