妄言読書日記
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2003年10月05日(日) 『201号室の災厄』『天使な小生意気20』『BRONZE13』(漫)

【原作:有栖川有栖 漫画:麻々原絵里依 角川アスカコミックスDX】

今回は出るの早かったですねー。
火村先生単独の表紙。素敵です。ちょっと次の巻と対になっているのでは?と思わせるような表紙絵ですが、続いていないから無理かな。
手前のアリス(勝手に決定)は想像力でカバーしますか。

さて、帯「容疑者に監禁された火村!」ってなかなかときめくフレーズでしたが、あの事件のことですか。
監禁か?
ま、順を追って・・・

「わらう月」
私、この話しの希美がとても嫌いでして、話も好きになれなかったのですが、漫画だと小説より一人称が気になりませんね。
火村先生の「あなたの顔は左側がよりきれい」発言は、カット、ですか。残念。

「201号室の災厄」
これは今までで一番、漫画化に向いた話だったかもしれません。
先生のアクションも拝めますし。
しかし、小説の時よりもより、え、それで解決?と思っちゃいます。拍子抜けの解答。

「ブラジル蝶の謎」
正統なミステリーという話、トリックで私は好きです。
ひねりが無いと言えば無いんですが、ひねり過ぎられるとこれはこれで納得し難い。
も少し、幻想的な演出が欲しかったですが、それを麻々原絵里依に望んでも仕方ないですね(そういう作風ではない、という意味です)

おまけめいた漫画が、このシリーズの漫画化の楽しみです。火村とアリスの日常、おいしいです。
ところで、麻々原絵里依はこのシリーズの時、いつもより絵柄の線が太いと思うのですが。合わせているのかな。
次は何を漫画化してくれるのか楽しみです。ダリの繭希望、なのですが短編の方がやはりいいですね。

+++++++++
【西森博之 小学館サンデーコミックス】

完結しましたねー。
いいんじゃないですか。私は好きですよ。めぐちゃんは元々女の子なんじゃないかなーとは、薄々気がついてましたが、意表をついていていいと思います。
源蔵の唇、「奪っちゃった」なめぐちゃんがらしくてよいです。可愛いです。
小林クンと美木ちゃんはこの後、どうにかなるんでしょうか。少し気になります。

+++++++++
【尾崎南 集英社マーガレットコミックス】

終わりなのか?

続くかもしれないし続かないかもしれない。
こういう風にしか締めようがない、とは思います。
完結しないと思っていたので、終わりらしきものを提示されただけでも驚きですよ。
そして、続きが出ても驚きませんよ。

この漫画とは長いお付き合いで、思い入れもあるのでなんとも感慨ひとしおです。
ですから良いも悪いもありません。



蒼子 |MAILHomePage

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