妄言読書日記
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2003年08月19日(火) 『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』

もののついでなので、テレビ版のスペシャルの感想も。
つーかこれ、ゴールデンタイム(夜七時)に放送してたんですね!
龍騎恐るべし。
そのチャレンジ精神に乾杯。

チャレンジ精神といえば、「マルチエンディング」。なんですか。サウンドノベルですか?かまいたちの夜?それとも弟切草ですか?
二つのエンディングが用意されていて、放映中に電話とインターネットの投票でエンディングを決めたそうです。

そして決まったエンディングは、「城戸、蓮の遺志をついでライダーと戦う」でした。
DVDは放映されなかった分も収録されています。
そのもう一つは「城戸、鏡を割ることでミラーワールドを破壊する」でした。

放映されたエンディングから見てみたのですが、全員一斉にファイナルベントしちゃってますよ。
城戸くん、生き残るのは無理だと思います。
そこで終わるというのもまた、劇場版なみに酷です。
そしてようやく出てくる、士郎。おいしいとこどり、士郎。
「この結末が悲劇かどうか。それはもう一つの龍騎で明らかにされるだろう」
もう一つというのが、もう片方のエンディングなのかと思うじゃないですか。
ところがどっこいです(あんたは親父か)

もう片方、なんともブラックなオチです。
「世にも奇妙な物語」かと思います。ホラーですか。
放映された方も、酷いなーと思ったのですが、こっちの方が酷かった。
城戸くん、せっかく戦いを避けたのにね…。いいのか。こんなの。
「人間は全てライダーだ」ってなぁ。
そしてやはり、士郎が出てきて同じセリフを言います。

もう一つの龍騎はドラマ版のことなのかもしれない。

このスペシャル版は、ドラマ版とは全く別シナリオ。
13人のライダーが勢揃いしているのが売りだったみたいなのですが、詰め込み過ぎじゃろ。
シナリオは、蓮ちゃん城戸くんのダブルヒロインをよってたかってイジメよう、という感じで。いや、ほんとにほんとに。
私は見ていて照れちゃいましたよ。
海之ちゃんと蓮ちゃんが友人という設定になってました。
海之ちゃんの死に様があまりにあっさりで泣けます。

監獄の浅倉が、レクター博士のごとき有様でした。拘束着ですか。似合ってます。
でも、ほとんど暴れていなくてつまりません。
同様に、先生もあまり出番がないです。吾郎ちゃんもちょびっと。出てただけ良いのかもしれませんが。
先生は、助手席に乗るのね・・ふふ。後ろじゃないのね。ドラマ版は後ろに乗ってたのにね。うふふ(変なところばかりチェックしてます)

城戸くんと蓮ちゃんでは、実は蓮ちゃんの方が泣いているシーンが多いと思うのですが。
かーわいーなー。
最後は蓮ちゃんのカードデッキで変身する、城戸。
同人乙女たちにどこまでも優しい龍騎。どこまでもサービス。

黒田アーサーが浮いていたと思うのは私だけですか。
つーか、あのカメレオンはデザイン手抜きじゃないのか?

このスペシャルだけ見た人は何が面白いのかさっぱりわからないだろうな。
こんなのをよくもゴールデンで流したものだ。完敗。



蒼子 |MAILHomePage

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