妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年06月16日(月) |
『破妖の剣6 鬱金の暁闇2』『ダレン・シャン8 −真夜中の同志−』(小) |
【前田珠子 集英社コバルト文庫】
三分の一ほど読んで、しばらく放置されていました。 その間、1800年ほど昔の中華大陸の方へ・・・。
それはともかく。 毎回といいますか、最初から思っていたのですがどうしても厦門潤のイラストで、どれほど美貌と言われましても、普通じゃん・・・としか思えないのです。 まあ、最初に比べればきれいになりましたが。 闇主なんて、普通過ぎる・・・。 あとね、これまた最初から思っていたんですが、前田珠子の文章が読み易すぎて読み辛い、んですよ。 コバルト文庫ですからね。まあ、それは文句じゃないんですが。 (でも中学の時から読んでますけど、その時も思ってたな)
そこで思うんですが、コバルト作家は2〜3年くらいでシリーズを終えるように執筆計画を立てたほうがよいのではと。 中学生になり高校生になり大学、社会人になってもいまだ終わらないというのは、いかがなものか。 いい加減、コバルト文庫を買うのも抵抗があるというか。
本編。 双子(じゃないけど)トリックはミステリーではよくあるけれど、こういうところでやられると、驚くものですね。 それより、闇主の登場場面が最近、サブリミナルみたいですよ。出番が少ないというか、ぽっとでてぽっといなくなる。 独占欲が強いのにラスのピンチにはあまり助けに出てこないという、不思議な性格です。 ラスもあまり出番がないような。 ラスと闇主のやりとりがもっと見たいのになー(他のシーンに興味がないとも言える)
ようするに、キャラが多いんですよ。なんとかなりませんかね。今更言っても無理ですが。
++++++++ 【作:DarrenShan 訳:橋本恵 小学館】
帯 ダレン絶体絶命!! いつもだしな。
この前、「ダレン・シャン、すっごいつまらないよね」と言われ、ちょっとばかり沈んだのですが、面白いです。ダレン・シャン。 人の意見がどうしたっていうんだ。
7巻で、「嵐の前の静けさかも」と言ったのですが本当にそうだったみたいです。 いや、びっくりびっくり。 ネタバレいきますよー。
ダレン、いきなり学校に通う羽目になって、まずびっくり。 ここで、誰かに再会するんだろうなと思ってたら、先生になったデビーと再会。 ま、ここは予想の範囲内でしたが。 見た目は子どもだけど中身は大人、なダレンの恋の悩みなんてものがあったりね。複雑だな!ダレン!! 読むほうはもっと困っているよ。見た目がうまく想像できなくて。 デビーはすてきな女性になっていました。
そして、ついに出ましたね。 スティーブ! ダレンを助けるスティーブ。なんだよ、男前になって再登場かよ。でも、どうせ裏があるんだろ? 疑いつつも、このまま男前スティーブとしてクレプと喧嘩などしつつ、ダレン一行に加わってくれたら面白いのになーと淡い期待を抱いていたんですけどねぇ。
私、スティーブがヴァンパニーズ大王だと思っていたのですけれど。そうは問屋が卸さないみたいです。
いつも予想しない展開を用意してくれるDarren氏ですが、スティーブは予想にたがわずやはり裏切り者でありました。 この後、スティーブがどうなるか非常に気になりますね。
そして更に懐かしい顔。 R・V。 誰だそれは、と思ったら、2巻の間違った動物愛護家。 再登場してもやはりうっとうしい奴です。
続きが気になりますよー。 次は山場らしいので、誰かが死なないといいんですけれど。 (今回もさりげなく死人が。パリス元帥・・・熊と格闘ですか。そうですか・・・)
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