妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年05月15日(木) |
『秘本三国志4』(小)『極楽カフェ2』(漫) |
【陳舜臣 文春文庫】
劉備と曹操がもの凄い、結託を見せているのですが・・・。 面白すぎる。 でもありえないことでもない。 袁紹の元に、曹操の間者として潜り込む劉備なんてなあ。 官渡ってそうだったんだ。 なんて思ってしまいます。 暗躍してます。劉備が。
二人だけの秘密、ていうのがいいですよね(何が) 張飛はもちろん、関さんも知らない兄者の秘密。
このまま、二人で天下を取ればいいのにーと思ってしまうほど息ピッタリ。
ハンサム様呂布が討たれてしまいました。 なんとも最期まで可愛い奴でした。 関さんは無事に貂蝉を手に入れられたようです。
孫策はまた呆気なく逝ってしまいました。 陳は本当にスピーディで泣けてきます。面白いんですけど、そんなに簡潔にしなくても!三国志なんだから、全8巻くらいになっても文句言わないから!!
孔明先生が、少容に天下三分説いているんですけど!!! おいおいー。 孔明、初登場がナンパとはなかなかですな。 美青年らしいです。顔くらい凡庸でもいいじゃないかーと思うんですけどねぇ。毎回。
曹丕はやはり黒いです・・・。怖いんだよ。曹丕。
北伐で、やはりというかなんというか、郭嘉ですら出番がセリフのみ。 ここで出番がないとどこで出てくるって言うんだよー。 と思っていたら、トウトンの真意を悟った曹操が、その死に顔を見つめて、わかったよわかったよ、とつぶやくシーンが泣けます。 いまだかつて、この場面を気にしたことなどなかったのですが。
陳は他の三国志と全く違いますね。 北方と吉川は正反対だけれど、書き方は同じだと思います。
ようやく軍師を得た劉備。 徐庶がー・・・出番削除でした。名前のみですよ。あんまりだ。 そして、三顧の礼は5行ほどの説明で終わってました。 だって、いつの間にか孔明がいたんだもの。 あんまりですよ。陳・・・。
長坂なんて、あっという間。 趙雲の活躍はなしですかー!?
いやはや・・・。凄い三国志です。陳恐るべし。チャレンジャーだなぁ。
++++++++++ 【麻々原絵里依 徳間書店Charaコミックス】
終わり? おう、なんともまあ、あっさりとした。 このくらいが丁度良いのかもしれませんが。
同じ麻々原さんということで、悠人がアリスに見えて仕方がないです。
こんな渋いマスターのいる喫茶店でコーヒーを飲みたいものですよ。
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