妄言読書日記
ブログ版
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2002年04月02日(火) 『ダレン・シャン4 ―バンパイア・マウンテン―』(小)

【DarrenShan 訳:橋本恵 小学館】


どの本の時も同じですが、この本は特に、まだ読んでない方は、私の感想を読まないで下さい。
これから先、絶対に何があっても『ダレン・シャン』なんて児童書読むものか、って方は無理に止めはしませんけど。
できれば、読んで。


書店で、ハリー・ポッターの横に積んであった時には、その仰々しい(“あのJ・Kローリングも激賞”)帯に引いて読まなかったのだけれど、今にして思えば読んでみてよかったですよ。
4巻にして、ようやく内容が血なまぐさくなくなった、かな。
1、2巻は子どもが読んでどう思うのか心配でしたもの。でもきっと私が小学生の頃だったら、喜んで読んだでしょうね(怪奇趣味)
子どもの心配は余計なお世話ですな。

血なまぐさくないって言っても、ダレン少年、死んだ仲間の骨を引っこ抜いて熊と戦ってましたがね。
骨を引っこ抜く主人公(しかも児童書。しかも少年)はそうそうお目にかかれません。

で、本書ですよ。
狼と戯れるダレン少年(でもホントは大人)に子どもらしさを感じました。いつの間に、8年もの歳月が過ぎたのか…。
エブラが蛇少年から、蛇青年に成長してて、妙に美味しいな、と思ったり。
いい感じです(なんとなく)

クレプとダレンが仲良くなっていく様は、毎回楽しみでございます。
クレプ×ダレンとかそういう事言ってるわけじゃないですよ。
まあ、それも良しですが(所詮“妄言日記”)

しかし、変わらずダレン少年はお馬鹿さん。
好奇心で身を滅ぼしたというのに、まだ好奇心で突っ走るか。
エラさん、初の女性キャラ(成人)はきっつい人でしたが、なかなか好きですよ。
ダレン少年の根性に少年漫画を見ました(は?)

クレプの鼻毛を抜かれたエピソードの時に、鼻毛を抜かれないように、
「鼻毛を焼いたんだ」
「で、どうなったの?」
と質問したら、クレプスリーが顔を赤らめた。
「いや、その、さらに弱いところから、毛をひっこぬかれるようになってな」
ダレン少年の質問に結局答えなかったクレプさん。
ここで、あらぬ毛を想像した大人のお嬢さん方、挙手。
はーい!

・……なんだ。耳の毛かよ。照れるなよクレプ。可愛い奴だなぁ。

「死ぬまで何度も、杭の上に落とされるんだ!」

非常に気になりますな。
こんな一文で終わられちゃあ。
ハリーよりは発刊ペースが速いようで何よりです。



蒼子 |MAILHomePage

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