2002年03月15日(金) |
ネアカ のびのび へこたれず |
「ネアカ のびのび へこたれず」
この言葉を知っている人いるかな?
実はこれ、ある人の座右の銘です。 そのある人とは、
'01年に86歳でお亡くなりになった 「三井物産の元会長:八尋俊邦(やひろ としくに)氏 です。
簡単に紹介すると、
八尋さんが神戸支店の課長をされていた時にゴム相場が暴落し、 大損害を出してしまいました。 その時、八尋さんは本社に栄転が内定していたんだけれど、 この損害で責任を問われヒラ社員に降格されてしまいました。 会社に来ても、する仕事がなくなり、そのことが降格されたよりも 身に沁みて辛かったといいます。 同僚達がかいがいしく働く中で自分はじっと退勤を待つしかないと いうことは、サラリーマンにとって一番悲しく辛いことでしょう。 遊ぶわけにもいかないし、かといってすることも無いのに 外出する事も出来ない。 例えしたにせよ、逆に周りの目があるもんね。 と同時に大いにプライドも傷ついたとも思う。 特に昭和ひとけた生まれの人は仕事一筋という人が 本当に多かったと思うし。
八尋さんの降格を決めたのは、当時常務だった 水上達三氏だったとか。 その水上氏と偶然エレベーターで乗り合わせた時、 水上氏は
「底値鍛練百日=底無しに見える泥沼相場も、百日すれば足場は固まる」
といったことを八尋さんに言われたとか。 それが、彼の座右の銘
「ネアカ のびのび へこたれず」
のいわれだといいます。
何故こんな事をぼよっちが知っているかというと、 この八尋さんの娘さんがぼよっちの勤める会社の 本体にいる方の奥様なんです。 当然ぼよっちはあったことはありませんけど。(^^) 本当に仕事一筋だった方のようで、家族にさえ辛いとか、 そういうそぶりを見せなかったという。
辛い時は家族に素直に「辛い」と言って欲しいなと思う ぼよっちなんだけれど、なんだかちょっと感動したんですよね。 この座右の銘に。
ぼよっちの座右の銘「適当」とはエライ違いがある(大汗) 良い言葉だな〜って素直に思いました。
でも・・・ぼよっちには出来ないだろうな。 何故なら、ぼよっちは
辛かったら「辛い」と直ぐ言うもん・・・。
そんなぼよっちは、
根性足りないっすか?(しくしく)
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