8/16(水) オレのラジオ遍歴。
ラジオなんて中学生あたりで卒業するもんでしょ。
オレも当時はオールナイトニッポン(以下ANN)や
MBSのヤングタウン、KBSのハイヤング京都なんかにハマったけど、
中学三年の受験が終わるとともに卒業したもんね。
15歳当時の感覚では、ラジオはやっぱどこか根暗で、
だったらテレビを見たり音楽を聴いたりした方が健全みたいなイメージがあって。
当時からスポーツというベクトルには向かわなかった、根っからインドアなオレですが(笑)。

そこから約二十年が経ち、
まさかここまでラジオにハマるとは思ってもみなかったわけで。
もちろん原因はiPodなんだけどさ、
このiPodとラジオって組み合わせの絶妙具合ったら何 !?
もうここ何年もiPodで音楽なんて聴いたことなくて、
iPodはすっかり「ラジオを聞くためのもの」となってる現状。

五年ほど前にiPodを買ってさ、そりゃまずは音楽を聴くでしょ。
でもどうもしっくりこないわけよ。
そこまでして四六時中音楽聴きたいかぁ?みたいな。
大学生の時分ならまだしも、今じゃ音楽にも結構冷めてるしね。
で、WinnyでラジオのMP3に出会うわけだ。
「あー、ナイナイのANNのMP3なんてあるんだ」と思ったのがはじまりだったか。
落として聞いてみると、驚くほどiPodとハマる。
そこには根暗なイメージよりも、テレビでは言えない芸人の本音があったりして、
しかもiPodと「イヤホン」を媒介して繋がるその感覚は昔のラジオそのもので、
「こりゃテレビと同等、いや、それ以上に面白いかもしんまい!」と思ったのが四年ほど前。

そこからのオレは凄かったね。
普通の人だとさ、iPodを聞く時間なんて通勤通学ぐらいじゃん。
でもオレの場合、仕事(主に梱包)の間、ずっと聞いてられるわけよ。
さらには一人の外食時にもラジオは欠かせないわな。
就寝時なんてもうiPodがなきゃ寝れないもん、マジで。
三年ほど前だったか、パチンコにハマってたときなんて、
これまたパチンコという単純作業がラジオと抜群の相乗効果を生むわけ。
一日6〜8時間ほどラジオを消化出来るし、負けても悔しくないし(笑)。
そんなこんなで、気付けば恐ろしいほどの消化量。
以下、オレがMP3を集めて聞いたラジオと寸評。

・ナイナイのANN (1994年4月〜現在放送中)
もう12年継続してる長寿番組。集めたMP3は433個(!)。1999年以降はほぼコンプ。
433個ということは・・・約866時間 !? 丸一ヶ月以上 !? よく聞いたもんだ・・・。
去年の末に一度飽きて聞くのを止めてたけど、最近また中断してたところから聞き始めた。
現在2006年の4月分。さすがは12年の貫禄、やっぱ安定してます。

・松本人志の放送室 (2001年10月〜現在放送中)
もちろんコンプ。2004年あたりまでは「ん?」という回もあったけど、
今ではすっかり一週間で一番楽しみなラジオ。
毎度ながら思うことは「しかし凄いラジオだなあ」と。
聞く側のお笑い力を試されているかのような例えや言い回しが頻出。
それでいて同時にそれが笑いとして昇華されていることが凄い。
二人の頭の回転力、創造力、話の伝達力は天才以外の何者でもない。必聴。

・電気グルーヴのANN (1991年6月〜1994年3月)
「ANN-R」や「ドリルキングアワー」も含めると1997年まで続いた電グルの番組。
結構集めたものの、さすがに古い録音からのMP3化で音質の悪さが目立ち、
一年分ほど聞いたところでリタイア。でもまた聞き始めるかも。
若すぎる卓球のノリがちとキツい。慣れてくるけど。

・スッごい!おとなの時間 (2001年10月〜現在放送中)
当初の「おとなの時間」からリニューアルしてもうすぐ丸五年。コンプ。
関西のお笑い系ラジオではもはや重鎮といったところか。
最近は当たり外れが大きいが、やっぱマスト。
オフィシャルサイトではストリーミング放送もやってます。

・陣内・ケンコバ B月曜日 (2002年4月〜9月)
コンプ。当時はまだ全国区じゃなかった同期二人の軽妙トーク。
オレがラジオに求めるものとして「仲良し」という要素は必須なのかも。
その「なあなあ」「楽屋オチ」のノリはラジオというメディアにぴったりハマる。
全国区の陣内しか知らない人にこそ聞いてほしい珠玉の逸品。

・陣内・ケンコバ45ラジオ (2002年10月〜2004年3月)
上記の「B月曜日」がメンバー増員して改題。コンプ。
放送当初は毎回4時間50分という驚愕の長さで、
もちろん中だるみが多々あったわけだけど、後半は3時間に。
初期から中期はともかく、後期の爆発力はいまだに伝説。
この後期があるからこそ、オレは今まで聞いた中で一番好きなラジオ番組。

・おもしろGP喜利王 (2005年10月〜2006年3月)
バッファロー吾郎司会のラジオ大喜利番組。要はラジオ版ダイナマイト関西。
大した笑いはないけども、出演者各々の個性・発想力は面白い。コンプ。

・くりぃむしちゅーのANN (2005年7月〜現在放送中)
テレビで大活躍中のくりぃむが満を持してANN参戦。コンプ。
やっぱANNのメインリスナー層は中高生なわけで、
そこを意識しすぎた作りがオレのようなオッサンにはキツい。
ハガキ職人のレベルの低さったら酷い有様。
で、ANNとなるとどうしてもナイナイと比べてしまうんだけど、
ナイナイが楽に自然体でやってるのに対して、
やっぱくりぃむは根っからテレビ向きなのか、
リスナーのことを考えてショーとして番組を成立させている向きがあり、
そこが裏目に出て、ラジオらしさが削がれている感は否めない。
あと、ANNはスタジオ内に構成作家が一人いて、
進行以外に「笑い屋」として活躍するわけなんだけど、
ナイナイのANNの作家・小西さんが絶妙な笑い声とタイミングなのに対して、
こっちの作家(名前不詳)はその笑い声もタイミングも笑いのツボも浅くて最悪。
・・・と言いたい放題書いたけど、基本的にくりぃむは好きなんで、
二人のトーク部分やボキャ天時代のゲスト目当てでいまだに聞いてます。

他にも途中まで聞いて投げ出した番組や単発番組、
全部合わせると、・・・・・2000時間超 !? オレ、時間を無駄にしすぎ!

で、それだけラジオを愛し、聞いてきたオレが考えたこと。
そのつづきは明日。


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written by オレ 

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